続けて投稿しています、やる気満々のまねきねこ☆さよです
「独立開業講座」を受講した後、その足でアクテノンへ
今まで日曜日に「即興演劇塾」を開催していたのですが、今年から「火曜日」「日曜日」の2講座を並行して行っていこう!ということになりました。
今日のインプロワークショップは、男性2名・女性3名。
私にとって、あっという間、だけどしっかり手ごたえのある、気付きの多い時間になりました。
私、今日、初めて気付くことがたくさんあったんです。
一番大きな気付きは、「プレゼントゲーム」の時かな。
私自身、少し苦手意識のあるゲームなんです。
インプロではとても基本の大切なゲームなんですけどね
初めてインプロをする方と組んで、二人で一つずつアイデアを足して、物を詳しくしていくんです。
一人が形をマイムで作ってもう一人に渡し、もう一人がそれが何かを決める。
初めての方なので、具体的な情報が足されず、「めずらしい」といった抽象的なアイデアをくださることがあったんです。
きっと前までの私なら、
「これは具体的じゃない。私が具体的に形・手触り・匂い・重量などを言っていき、それを相手に伝えよう」
といったような、
今思えば「変に教育的」になってたんじゃないかな、と思ったんです。
でも、今日やってて、そんな気持ち全然わかなかったんですよ。
その方がくれた形を、私は「食パン」と思い、決めました。
その後、その方が、
「珍しい食パンなんだよ」と私に伝えてくれた時に、
私はその言葉から自然と、
「ホント珍しい食パンだね!青い食パンだ!」と言っていたんです。
文字ではわかりにくいかもしれないけど、私にとってはこの「自然と」というところがビックリするような変化だったんです。
そのようなやりとりが何度かあったためか、振り返りの時にその方が、
「助けてもらった」というようなことをお話になりました。
でも、私の中でそんな意識は全然なかったのです。
相手がくれたアイデアから自然と物が見えてきて、なんの苦労もなく、楽しい時間を過ごしていたんです。
その後のいろいろなゲームでも、私は同じ感覚をずっと感じていました。
とても、いい感じでいい加減にインプロをしていました。
「相手の方も楽しんでくれている」という空気がいっぱい出ているような気がして、さらに私は幸せな楽しさを感じていました。
実際の振り返りで、そのようなことをおっしゃってくださったので、私の勘違いではなかったようです
また、「私は木です」や「サンキューゲーム」などでも、テンポよく、みんなでアイデアをシェアしながら進んでいきました。
そのことから私が気付いたのことは、
この気持ちのよいテンポや、アイデアが等分されていることで「次に行く時のエネルギーが減ることなく、むしろ高まっていく」ということです。
そのおかげで、苦労なく、面白いくらいに進んでいくのです。
今日、私は、
「ほかの人を信じて、いい感じで無責任になる」ことができました。
相手にゆだねること、相手からのプレゼントを「それイイ!!」と感じること。
今までは思考でわかっていたけど、本当の意味で理解して実行してはいなかったのだ、と気づきました。
でも、今までが悪かったわけではありません。
教育的だったり、自分で色々背負ってしまう時期(プロセス)があったからこそ、今日の私がいるのですから。
また進んでいけば、今日の私が気づいていないことを、きっと私は気付くと思います。
それを楽しみにしつつ、今日の気付きをここに書き留めておきたかったのです。
ちょっと話がズレますが、心理カウンセリングの授業で「変なの」って思っていたことがあるんです。
カウンセラーはクライエントのお話を傾聴するときに、相槌を打ちます。
その相槌は「バリエーション豊かに」といった指導をされるのです。
でも、私はクライエント役をする時に、いつも変な気持ち、不自然さを感じていました。
自分の話を聴いたからこそ出た相槌のような気がしないからです。
カウンセラー役の人が「相槌のバリエーションを変えました」といった振り返りを聴くたびに、
「クライエントの話より、自分の相槌のことをこの人考えていたのかなあ」なんて感じていました。
私がカウンセラー役をする時は、バリエーションを考えることはありません。
お話してくださった時に自然にでる相槌でいいと思うからです。
でも、今日のインプロワークショップをしてちょっと気持ちが変わりました。
この「相槌のバリエーション」という観点は、
「プレゼントゲームにおける、形・色・触感・質量・匂い」などの観点と一緒なのかな?と。
「様々なバリエーションの相槌」を実行することで、身体にそれが入り、実際のカウンセリングの時にわざわざ意識しなくても、それが「自然とその時あった相槌」として出てくるようになるのかもしれません。
「バリエーション豊かに」という観点は、プロセスの途中なんじゃないかな、と思ったわけです。
これらの気付きは、ゆういち主宰と帰る途中の振り返りで話していた内容です。
私は今までそのプロセスを、芝居を通して練習済みだったのかもしれません。
だから、カウンセリングの授業の時に、それらが不自然に感じてしまったのかも。
これからは「自分のものさし」だけで答えを出さずに、
「いろいろなものさし」で物事を判断をしていきたいと思います
今日のインプロワークショップは、私の大きな転機になりそうです
まねきねこ☆さよ