関西遠征の抱き合わせとして「ライジング若冲」のロケ地巡りをしてきました!
初放映は2021年のNHK単発時代劇ですが、去年再放送していたのを見て結構ハマりまして。
内容もさることながら、背景も綺麗だな、ここ行ってみたい!とビビッときておりました。
エンディングのテロップでもロケ地出てますし、検索すればすぐに場所は分かりました。滋賀県だったのか。
(※以下、ロケ地レポというより、旅日記となります)
滋賀県は自発的に行ったことはなく。
土地勘ゼロなので、まずは地図を見て、目的地の立地を確認。
次に公共交通機関でのルートを確認し、時刻表を調べます。
最後にこれらを組み合わせて、自分なりの旅のしおりを作ります。
……こういう作業、大好きww←根っからの聖地巡礼体質
というわけで、目的地&訪問ルートは……
① 百済寺(売茶翁の元に全員集うシーンや売茶翁の生前葬のあたり)
② 八幡堀(船上デート)
③ 日吉大社(若冲と売茶翁の出会いのシーン他)
……とします。
百済寺が一番行きにくいけど、一番行ってみたいところです。
朝から行動して、この3箇所を回るの、結構ギリギリです。
旅の主目的は大阪での観劇だったので、当初は大阪のホテルを予約していましたが、直前に大津のホテルに変更しました。ここなら荷物をホテルに預けたまま、無駄なく目的地を回って戻ってこれそうなので!
ホテルは大津からも徒歩圏内ですが、びわ湖浜大津駅の方が最寄りのようです。
というか。京阪京津線が超楽しそうです! 電車のはずなのに琵琶湖近くでは路面電車扱いになってるし、山越えで京都から滋賀に入るの楽しそうだし、途中ですごい急カープもあるぞ。
というわけで、わざわざ山科駅でJRから乗り換え。夜なので風景は見えませんが、山越えするのに坂道上ってるのも、とんでもない急カープも、車内見てれば分かるぞ。昼間に乗りたかったなこれ!

びわ湖浜大津にて記念写真。
夕飯はホテルの部屋にて、新大阪で買った駅弁。

コンビニ飯にしなかっただけで合格!
翌朝、まあまあ寝不足ですが、予定の時間割通りに動かないと詰むので行動開始です。
まずは百済寺。
JR大津駅 8:11発
→ 近江八幡駅 乗換(JR 8:35着/近江鉄道 8:42発)
→ 八日市駅 9:01着
→ ちょこっとバス 愛東北回り 八日市駅 9:10発
→ 百済寺本坊前 9:39着
運行本数の少ない地域(路線)は、大抵乗り継ぎを考慮して時刻表が組まれているので、乗り換えはスムーズです。
近江八幡から八日市までの区間、車窓の景色は妙にわくわくするし、でも、ものっっっっすごく揺れるし、旅人心をそそられます。

八日市駅から百済寺まではいわゆるコミュニティバスですが、コミュニティバスってどこの土地でも観光客は他に一組いればラッキーくらいで、下手すりゃ「乗ってるの私だけかい!」てことになりがちです。意外と強い心が求められます。
百済寺に公共交通機関で訪れるには、この、最後のバスが肝です。一日に数本しか出ていないので、帰りのバスの時間も考慮に入れてプランニングする必要があります。
今回、百済寺へのバス到着が9:39、出発が10:34という組み合わせ。中一時間。見て回れるか心配ですが、他の便の組み合わせだと中3時間とかになってしまうので、もうここしかない!
なお、公式サイトを確認すると、もう一つ、少し遠めのバス停が紹介されていますが……(ストリートビュー確認)……夏はきつそうです。人通りがどれくらいあるかも分かりません。一応、時刻表だけは調べておいて、予定のバスに乗り遅れたときのお守りにしておきました。
ところで、バスの道中、猿と出くわしました
母猿が小猿だっこしてて、その横にいたのは……父猿?? 窓越しにめっちゃ目が合いました。すごい迫力だったー……
百済寺の受付には……ネコちゃんがいました。よく見たら2匹いる!


「名前呼ぶとお返事しますよ」とのことで、お名前を教えていただきました。確か、つーちゃんと、ほーちゃん(間違っていたら申し訳ありません!) ほんとうに、めちゃくちゃささやかに「……にゃ」とお返事してくれましたー!! かわいすぎるーーー!!
中に入ったら、拝観ルートを素直に辿ります。
虎のはりぼて、場違いだなぁ……と思ったら、猿除けだそうです。納得。

さて、ロケ地です。
今回あらかじめドラマを見直して、背景がよく映っているシーンは写真に撮っておきました。
百済寺は一番時間に余裕がない場所なので、公式サイトからマップも印刷しておき、該当しそうな場所も特定しておきました。
というわけで、ドン。

若冲が大典に送り出されるシーン。
放映見てて、一番印象に残って、ここ行ってみたい!と思った構図です! 作中(ロケ)も夏だったんでしょうね……緑の感じが同じで感動しました。百済寺は紅葉の名所だそうですが、緑の季節に行けてよかったです。
ロケ地、どんどんいきます。
売茶翁が店を出していたところ(写真の右下のあたり) 絵師3人が揃って、ここから写生に出かけて行きました。
後ろの仁王門の大草鞋が特徴的です。

ここから石段を上がって、大草鞋の仁王門を抜けると……

ここも名シーンでしたよね、大典が旅に出ると宣言し、若冲が動植綵絵を描くと宣言するシーン。ある意味、とてもモエ深いシーン。 光の入り方が綺麗だったんだよなー……
この場所のすぐ先。絵師3人組と大典が、これからどうする……みたいに話しては別れていくシーンの背景はここ。

更に先。お寺的には、ここが最上部の本堂にあたるのですが(本堂の写真撮ってない
)、その横の一角、売茶翁の生前葬が行われていたの、ここですね。

どこも、拝観ルートに沿って歩いていれば、普通に出現する場所でした。
それにしても、石段の段差が激しいです。これを和装で、足下気にせず下っていけるのすごいや。
途中、場所を特定しながら、ここだー!と喜んで激写しながら、中一時間で丁度良かったです。
観光客も心細くない程度にいます。
山の中だし、緑も多いし、真夏でしたけど気持ちよく過ごせました。いやぁ、良いところでした!

追いもふさせていただきました。本当に人懐こい……! かわいい!!
さて、次は八幡堀を目指します。近江八幡駅まで戻る格好です。
百済寺本坊前 10:34発
→八日市駅 バス着 11:07/電車発 11:16
→近江八幡駅 11:35着
近江八幡駅まで戻ると、すっかり「街」です。駅前のイオンが心強い。
八幡堀までは路線バスを使いますが、一時間に数本出ているので、ここから先はそんなに時間を気にせずとも大丈夫です。
バス待ちも列になっていました。観光客も結構いるようです。
ちょうどお昼なので、ここで食事をすることにします。
一人旅での食事は手抜きになりがちなので、今回はガイドブックであたりを付けておきました。

近江牛のハンバーグ!
ちゃんとしたもの食べたー!がんばったー!
さて、おなかも満たしたので、八幡堀のロケ地を探しに行きます。
ラスト、船上デートしてるシーンですね。


八幡堀のメインの橋「白雲橋」とその近辺が該当するようです! もっとマイナーな場所で撮ってるのかと思ったので、特定するまで変にさまよってしまった
私の他にも、何かの写真と見比べながら写真を撮ってるお姉さんがいて、さすが有名ロケ地です。
せっかくなので、私も船に乗ってみます。
所用30分で1500円だったかな。コスパよいです。
暑い日でしたが、風を切るので気持ちよく過ごせます。船に屋根もあったし。なお、もちろん、他の方々との乗り合いです。


往路は録音の観光ガイドが流れますが、復路は船頭さんが色々説明してくれました。ロケ地と作品名も教えてくれましたw るろうに推しだったww

ここが折り返し地点。真ん中あたりで水平に切れ目があるのが分かるでしょうか。水位が違うそうですよ。向こう側の方が水位が低くて、琵琶湖へとつながっています。
街並みも風情がありそうなのですが、なにせ暑い。時間もないので街歩きはせずに撤退します。今回はあくまでロケ地めぐりが主目的!
次は琵琶湖を回り込んで、比叡山の麓の日吉大社を目指します。まあまあ時間かかるぞ。
JR近江八幡駅 14:25発
→膳所駅 乗換(JR 14:55着/京阪石山坂線 15:00発)
→坂本比叡山口駅 15:21着
日吉大社、16:30には閉まってしまうので、正味一時間くらいしかありません。
ところで「膳所」で「ぜぜ」って読めないよねぇ。
日吉大社は若冲と売茶翁が出会った場所(売茶翁が店を開いたところ)のロケ地のようです。
あと、完全版で追加されている、売茶翁が亡くなった後の川のシーン。
日吉大社の西受付から入ってすぐ、川に架かる大宮橋から山王鳥居に向かう坂道。ここ、大典が降りてきたところだー!(完全版)

橋そのものはみんなが集っていたところですね。序盤で若冲がサギを眺めていたところでもあるかな。なお、橋そのものの写真は撮ってないです。
もうひとつの、売茶翁の開店場所はなかなか特定できず。
でもでも、最後の最後にありました! 東受付からすぐのところだった!


この角度、若冲さんの背景によく映り込んでた
後にドラマを見直したら、開店準備をしている売茶翁を眺めるときに若冲が使っていた「物陰」は「猿の霊石」(猿に似た岩)だったみたいですね。
さて、ロケ地特定のために訪れた日吉大社ですが、ここ、なんだか……すごかったです。
いくつもある古いお社と、その背後の山と、空間全体が……すごい。何か「大いなるもの」に圧倒される感覚。これは神様おるな……力、あるな!!!

西本宮と東本宮の間あたりが特にすごくて、何度も立ち止まって、木や山や空を見上げて「すごい」とつぶやき続けました。

時間的に参拝客も近くにはおらず、見渡せる自然の中で私ひとり、「すごいもの」を浴びていた感覚がありました。
神社は普通に好きで、ふわっと、合う、合わないを直感することはありますが、こんなに強烈にパワーを感じたのは初めてでした。
あまりに感動してしまったので、おみくじ(猿みくじ、ちょっとカワイイ)かお守りをいただこう……と授与所を軽く物色して、とりあえずお参りを先に済まそう……とお社をまわって数分後、戻ったときには授与所、閉まってました。
……え。
「またおいで」ってことなのかな。
あるいは「お守り必要ないよ」てことなのかな。
このときは身辺もろもろ安定してきた時期だったので……その集大成がここでの「すごい」体験だったのかな……
またご縁のあるときに、必ず訪れたいです。
これにてロケ地巡りは終了。
びわ湖浜大津駅まで戻ります。
駅から湖一望できそうだな……

海だな!!
これでも狭い部分なんでしょ? 広いところとか、もっと海なんだろうな、すごい。
それにしても、ふらっと入れそうなカフェが見当たりません。
暑いので、ふらふらと無目的に歩くには不向きです。
予約してある新幹線の時間まで結構あるけど……撤収していきましょうか。
ホテルに戻って荷物をピックアップ(坂道と暑さでへろへろ)
大津駅前にカフェあるかな……(へろへろへろ)スタバしかないな……(へろへろだがスタバは却下)
いいや、京都に移動しちゃえ。
うわぁぁぁぁぁ人多いー! 店、あるけどないー!

ちょっとお高いケーキとお飲み物で手を打った。駅弁は諦めた。
というわけで、一日よく移動しました! 目的地、すべて特定できてよかった!
そして、滋賀県、めちゃくちゃ良いです。歴史ある場所多いのに、観光客少なくてゆったり落ち着いて見て回れる。インバウンドはおとなりの京都にお任せなのか、外国人観光客もほとんど見かけなかったし。
唯一難点あげるなら……これといったお土産が無い……(京都駅の土産売り場ひやかしながら)
現地でも妙に赤こんにゃく推しだったもんな……ホテルの朝食バイキングで見かけたときギョッとしたわよ、レバーか!!?と。おそるおそる味見したら、結構美味しかったけど。でも買って帰るかといったら……それは、その……重いし……
また絶対来るね、滋賀県!
あ、そうそう。
大感動した日吉大社ですが、猿が神様のお使いなんだそうです。神猿と書いて、まさる、と読むそう。
思い出すのは、百済寺に向かうバスから見かけた猿家族。目が合って怖かったけど、すごい強い視線だったな……と、後付けでいいように解釈してみる。
猿……猿かぁ……と帰りの新幹線で旅ツイぽちぽち投下していたら、アナウンスでクルーの紹介が入って、運転手さん、猿が入った苗字でした。
猿にご縁のある旅だった……のか???