毒親を亡くして
今朝、親しくさせて頂いているクライアントさん(明日香さん・仮名)のお父さんがお亡くなりになられました。
そのお父さんというのは、どちらかというと毒親に当たるのかな?
明日香さんがご自身をガツガツ癒し始めるまではそうだったと思います。
・満たされない心
・達成させられぬ思い
・人生や自己への不満
そうしたものからくる苦悩にあえぎ暴れる
その度に妻や子供たちは痛い目に晒される
物理的に精神的に
でも、明日香さんはそのために出来上がってしまっている不幸の塊を「こんなものは邪魔だ!」「これ以上、私を苦しめることはこの私が許さない!」って、心の傷に果敢に挑んでいき、幾人ものインナーチャイルドやインナーティーン、インナーアダルトを苦痛の中から救出した。
するとね、なぜか親は自分のことを癒してもいないくせに、勝手に癒えていくんだよねで、良い親になって行く
それは、『かつての荒れ狂う親を攻略する』っていうのがセラピーの要なんだけど、それを「リトルの仇! 成敗してくれようぞ!」って本気でやってもらっているんだけど、その過程っていうのは親の癒しに他ならないからなんだ。自分を傷つけた相手だから、かわいらしく優しくなんて癒してやらないんだけどね(笑)
すると親は自然と癒えてくる。
子供の方も癒されてエネルギーが変化しちゃうから親はそのエネルギーに触れることでも癒されるんだよね。きっと、これまで自分の身内にはそうしたエネルギーを発していた人はいなかったはずだからね。人が、特に身内が放つエネルギーはとっても強力だからね。良い方も悪い方も。後、癒されて来ると言動も変わっちゃうし。
その場に親は当然いないし、何十年も前の昔の話なのに、セラピールームでは時空を超えて心や精神、魂の傷が癒される。とっても特別な時空間。セラピストはそれが安全に滞りなく運ばれるように時空を守るガーディアンでもある感じかな?
母親の遺影の写真が
先日も遠くからはるばる泊りがけで来てくださった人がいて(れいサン)、インナーチャイルドを癒すために、一昨年前に亡くなっている若い時の母親を癒さなきゃならなかったんだけど、母親にフォーカスして癒しの作業をしていると、母親がれいサンの体に移り込んできて、これまで抑圧していたエネルギーを噴水のごとくブワーって吹き上げて来る、それはれいサンの物とは明らかに様子が違っていてね、ちょっと昭和の香りのする感情表現だったんだよね。
体験してみればハッキリわかることなんだけど、日常の生活ではまずしない体験だから、ビックリだと思う。そして、死というものが人と人を隔てることはないんだって感覚がつかめると思う。
こんな風にインナーチャイルドの癒しっていうのは、親の癒しもセットなんだよね。なぜかというと、リトルは心底親が好きだから。親が負の連鎖のせいで真の自己を見れない盲目の鬼状態ではどうしたって幸せになんてなれないからだよ。親を【負の連鎖地獄】から救い出すことが大きな目的の一つだからね。
明日香さん親子はそういう意味では、仲良し親子になっていたんだよね。私はお父さんの育てた大根やキャベツなどお野菜を頂いて、それが大層美味しくて育て方を教えて欲しいなぁっなんて思っていた所だったんだぁ、直接お会いできなかったことが残念。病気をこじらせて亡くなったのですが、入院中はロークオも読んでくれたんだって。明日香さんは退院を楽しみにしていただろうなぁって、それを思うと悔やまれる。
自分を癒して行くと本当に親子関係は良好になってきます。出来るだけたくさんいい時間を一緒に過ごして欲しい。だから早めの癒しをお勧めします。
そこで今日は
3つの視点で物事を見る
物事は3つの段階で見ることが出来る(端折って書いてます)
まずは第一の目線
・今の気持ち 感情レベル 肉体レベル 精神レベル
次いで第二の目線
・そうした自分を客観的に見る
第三の目線
・生死を超えた次元での視点
第一の目線で自分をしっかり感じて第二の目線で親や自分を癒す
上の図で行くと第三の目線的には何の問題も心配もないレベル
だけど第二の目線では
亡くなった今 悔やんでいること・言いそびれたこと
それを親に変わって一つ一つ言葉にしてあげることが大事
いくつか例を挙げてみます。
・後は野となれ山となれの精神で一度でいいから親父に「愛してもらいたかった!」って腹くくって言えばよかった。
・○○の時に□□って言わずに◇◇って言えばよかった。すればよかった。
・子供たちに~しなければよかった。~すればよかった。
こうした具合に悔やんでいるであろうことを言語化してあげて欲しい。
と同時に、照れくさくて・恥ずかしくて言えなかった、優しい言葉達。
・いつもありがとう
・愛しているよ などなど
亡くなった人が言いたくても恥ずかしくて言えなかったであろう言葉達も言語化してあげてください。
これは親に限らず、友達でも、お子さんでも、兄弟でも既に亡くなった人で心に引っかかっている人がいたらやってあげて欲しい。
ウチではセッションの時に子供時代の写真や家族の写真を持って来てもらうのだけど、セッション後どういう訳か写真の中の自分や家族の顔が変わっているんです
れいサンには、帰宅後お母さんの写真を確認してもらったのだけど次のようなお返事を頂きました。
写真の母、いろいろ押し込めた笑いだったのに、にっかり笑いになって光ってました。母のスペースの(お骨や写真を台に乗せている)辺りから風船がふくらむような明るいエネルギーが出ていました。
こうした事を書くと嫌がる人もいるけど、これが事実かどうかは大事なところじゃなくて、大事なのは自分の心がどう反応しているか?
人によっては仏壇を見るのも嫌。だったりするわけじゃないですか?それが明るく広がるエネルギーを感じるって、それだけで幸せですよね?大事のは私達の心がどういう状態かってこと。でね、写真の顔ほんとうに変わっているんですよ(笑)
自分自身も深く癒されるし、親の感情や精神レベルも癒されるので是非やってあげてください。
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美智子