お母さんがもっと早く気づいていれば、ごめんなさい | 人生好転させ屋

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毒親育って、愛されて来ていない。手間暇、お金をかけてもらっていない。その経験から「どうせ愛されない・どうせ豊かになんかなれない」という疑いや信念を持ち、夢や希望を持てない、途中であきらめてしまう。そうした負の人生を好転させるブログ

BGMにどうぞ

 

今朝

全身をガンで患っている息子さんをもつ母親のセッションをさせてもらいました。

 

息子さんがなぜそうした状態になっているのかを知ってもらうために

辛いことなのですが…、セッションを受けてもらいました。

 

母親に自身の幼少期を振り返ってもらい

彼女自身が小さい時にどんな気持ちで育ってきたかを再体験してもらいました。

大好きな父親からの厳しいせっかんに愛して欲しいからと必死で耐え

自分が悪いから愛してもらえないのだと自分を厳しく責め苦しんでいた子供時代。

 

愛されるには厳しい躾けを耐えることが条件だ!とばかりに息子に対して厳しく接していた。

母親の子供時代が、そんな風でなければ起こっていない出来事なんだけど…

癒されていないまま子供を持つと

パターンA

私は、そのようにして愛してもらってきた。あなたも同じルールで過ごすのよ

このような子育てになってしまう。

そのことで負の連鎖が続いてしまう。

 

パターンB 

息子さんの様に、もう誰にも傷ついて欲しくないと全ての痛みを自分の中に留めてしまう。

そのことで肉体は傷んでしまう。

 

 

どうして息子さんが全身ガンで苦しむことになったのか

その理由の一部を理解してもらいました。それを知るのは本当に辛かったと思います。

息子さんの苦しみもお母さんに疑似体験してもらいました。

このことを受け入れるのは本当に辛いことだと思いますが

息子さんを理解するために受け入れてもらいました。

痛みと苦しみと後悔で泣き崩れていました。

ごめんなさい。ごめんね。って泣き崩れていました。

 

息子さんの望みはお母さんに後悔で苦しんでもらうことではなく

愛されたいという望みが叶えられなかったことがどれだけ辛かったか

それは、お母さんも同じ苦しみにいたからだよね?

その痛みを否定していたから繰り返されたんだよね?

そのことから解き放たれて、僕を真っすぐに愛して欲しい。ってこと

 

自分たちの家系に続くこの負の連鎖を断ち切るために

これだけの設定が必要だったのかな

息子さんはまさしく命がけでそれをしに来たのかな

もっと早く出会えていれば、3か月早ければ、もっと違っていたはずなのに。。。

 

残された時間は一か月もないと思う。

奇跡が起こってガンが消えてくれたらどんなにいいだろう

その期待も持ちつつ

その限りある時間でどれだけ本物の親子として生きられるか?

例え一日でも、一時間でも、それが得られれば満足してここから旅立てる。

間に合ったのかな?

間に合っていると思う。

奇跡が起こるかな?

起って欲しい。

 

お母さんはハッキリと何が親子の間に起こっていたのか心と魂に刻み込んだはず。

言葉にはならないかもしれないけど

それ以上に溢れだすものがたくさんあって

それが息子さんに全て注ぎ込まれるはず。

満たされて幸せな気持ちで旅立ってほしい。

今の私に出来る事はそれを祈ることだけ

奇跡が起こってくれれば それ以上に嬉しいことはない

 

母親も十分なだけ息子さんに愛情を注いであげることが出来れば

その時間が十分に残されててほしい

それが出来ればお母さんも満足してもらえると思う

大事なのは何年生きたか?ではない

どれだけ濃密な触れ合いが出来たか

満足の行く交流が持てたかってこと

 

そうした触れ合いがしっかりできると、

この出会いと別れを喜ばしいものとして受け入れられるはず。

本当に、本当に、そうなって欲しい。

 

私が、この親子にしてあげられること

ガンを治して元気に復活してもらうには出会うのが遅すぎたのかな

でも、リトルの望みは叶えてあげられたのかな?

母親のリトルと息子さんのリトルとの会話が成立しているはず。

 

お母さんがセッションを受けてくれるかどうか半信半疑だった

でも、もしもの時には

満たされた気持ちのいい旅立ちをしてほしいと

ダメもとで、母親へのセッションを提案してみた

すんなり受け入れてくれて、思いのほか深く癒されて

現状を受け入れてくれた。

お陰で私の心も救われた。

 

後は生きている間にどれだけ魂の会話が出来るか?

またね、って笑顔でお別れしいほしい。

もちろん、別れは悲しいことだから、いっぱい泣いて欲しい

お互いに別れを悲しんで欲しい。

 

それとは別に、この体験を通じて死別の意味を深く理解してもらいたい。

肉体レベルではお別れだけど

魂レベルではお別れはないってこと

心の交流が何よりも大事なんだってこと

それが出来ていれば死別も引き裂かれるような辛いものではないんだってこと

残された時間

沢山の愛を分かち合ってほしい。

 

 

セッションを引き受けさせてもらえるのは

本当に身に余る光栄です。

このような特別な場面に携わらせてもらえるのは

本当に、本当に特別なことなので

神聖な領域に入る許可をもらったような

 

まだ、出来る事があるから

それを頑張ります。

奇跡をいのりつつ