報われない死 | 人生好転させ屋

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毒親育って、愛されて来ていない。手間暇、お金をかけてもらっていない。その経験から「どうせ愛されない・どうせ豊かになんかなれない」という疑いや信念を持ち、夢や希望を持てない、途中であきらめてしまう。そうした負の人生を好転させるブログ

親しくしている人の「おばさん」が亡くなった。


その「おばさん」はガンだった。

優しいご主人はいたけれども両親の家に静養に帰っていた



それは


両親、特に母親からの「愛」が欲しかったから。


こんなかわいそうな状況なら愛してもらえるはず

きっと、これまでの分を愛してくれるはず

甘えさせてもらえるはず


そんな気持ちがあったから、生活が不自由になるにも関わらず

実家に戻っていたのだろう


所が


実際に待っていたことは…・・・・・・・・・・・・・・・・・


そして、

亡くなった時に母親が言ったのは「この子は一度も弱音を吐かなかった」だったそうだ


親しくしている人曰く

「言わせてもらえなかったんだよ」って



負の連鎖の一番『暗い部分』かも


この母親は『冷酷で残忍な人』ではない


ただ


幼少期に 純粋で無垢だった時に

我慢強い人間が「一番偉くて、一番愛される人なんだ」

と純粋に信じるに至っただけだ

(正確にはそう信じさせられただけ)


 
  欲しがりません勝つまでは          ここも戦場だ頑張れ


これは子供用の紙風船です。 

これで遊ぶように新聞か何かのおまけとしてついていたようです。


愛して欲しいから

必死にその「言いつけ」を守っていて

「いつか必ず報われるんだ」と望みを抱いていて

今も信じつづけている


それだけ、人間にとって愛は大事なモノだっていうことですよね

切なすぎますよね。。。。


きっと、母親的には、最高の「はなむけ」の言葉として送ってあげたのだろう。

愛がすり替えられている

だから人は飢えている…

癒すとこうした事に気づくようになる

おばさんの切なさが分かる 辛いなぁ


癒した者は、親がそうして愛とすり替えられている「物」を大事にしている理由を知っている。

「愛」が取り戻せない切ない理由や気持ちも分かっている。

それが親の真実、人格や性格だとはもう思えなくなっている。

戦争と直接関係しているような年齢の親を蘇らせたくても難しい事だということも分かる。

なので、それなりに寄り添い愛せるようになってくる。

以前あった憎しみは薄れて消えて行く。


「すり替えられたんだ」と分かるようになってくるから。



純粋な子供に

こんな無残な事を信じ込ませた人には大きな罪がある

何も物質的なモノは傷つけていないかもしれない

でも、決して傷つけてはいけないものを

どれだけ踏みにじり傷つけているのか?


切なすぎる


姿も形もないけれど

親子の関係をこんなにも傷つけて壊して

延々と人を傷つけ苦しませ悲しませ

満たされず、報われないまま亡くなっていく


小さな自分が、

どうして私は愛してもらえないの?

私の何がダメなの?

呼ばれたから来たのに、ねぇどうして呼んだりしたの?

どんな私だったらいいの?

…私を愛して欲しい。作り上げた私じゃなくて「わたし」を愛して欲しい

お願い、私を愛して



多くの親は自分が何をしているのか

全く気付けないまま



でも、いつか必ず 誰もがセラピーをしたいと望む日は来る。

明らかに、傷ついたまま生きるのは「残念な事」だから。


伝えられる力があれば、もっとたくさんの人に幸せを知ってもらえるのに。

伝える力が欲しい。