ちっちゃな私へ
あなたは小さな頃、お母さんから
『お母さんの可愛い子』を求められていることをちゃんと分かっていたね
お母さんの期待を裏切りたくなくて
お母さんから嫌われたくなくて
自分の本心を抑え込んでいたよね
お母さんをいつも最優先にして
何事も我慢して
お母さんに喜んでもらおうと
期待に応える様に生きて来たね
でも…それはあなたにとって
自分の本音を押し殺さなくてはならない大変な作業だったよね
だから、何も楽しくなくて 辛くて
我慢の連続で 苦しくて 重くて
お母さんは大人なんだから大丈夫だよ
あなたの様に傷ついたりしないんだよ
でも…基準が自分しかないから…そんなこと分からなかったんだもんね
だから、お母さんを傷つけまいと必死で頑張っていたんだよね
教えに来るのがこんなに遅くなってしまってごめんね
いっぱい苦労させてしまったね
お母さんは本当にそんなに簡単に傷つかないから安心して良いよ
安心できるようになるまで私が何度もその事を教えてあげるね
だから・・・もう自分を大切にして良いよ
お母さんからの愛だけを頼りにしなくても良いよ
私はあなたの事を世界で一番大事に思っている
とっても愛しているんだよ
もしも、お母さんがあなたを嫌いだと言っても私がいるよ
世界中のみんながあなたをキライと言っても私がいるよ
神さまが怒るような事があっても私はあなたの味方だよ
あなたはもう一人ぼっちじゃないんだよ
私がいつもいつもそばに居るよ
だからもう安心して良いよ
我が家では代々
「愛してあげないよ」と愛を利用するようなことをされて来たね。
怖かったよね
いつも愛を取り上げられたらどうしようと怯えていたね
愛してもらえなくなるのが怖くて
自分を殺したり
我慢したり
頑張りたくもないことを頑張らなきゃならなかったり
苦しかったね
疲れたね
もう うんざり
めんどくさい
そう思っていても
愛と引き換えでは逆らえなくて…
本当に苦しかったね
愛におびえて生きるなんて…もう こりごりだね
もう良いよ
これからはずっと私があなたを愛しているから
もう二度と愛から逸れるなんてことはないよ安心して
ずっと ずっと 生まれる時も 死ぬ時も ずっと一緒だよ
もう二度と心を切り離したりしないよ
愛してもらえない
そんな恐怖に怯えなくて良いよ
いつでも、どんな時でも、あなたのことを愛しているから
もう伸び伸びと生きていいよ
愛を利用するような生き方
もう止めにしようね
お母さん、お芝居止められないなら止められないで好いよ
止めないなら愛してあげない！って意地悪するつもりでいたけど
もう、そんなことも止めた
本当は飾り立てていない お母さんの裸の心と触れ合いたかった
裸の心と心で交流してみたかった
お母さん お母さんもいつか 心からきれいな風呂敷を取り払えると良いね