こんにちは。
【人材業界専門の転職エージェント】インプレッションの渡辺です。
みなさんは、自分の会社の「強み」を言えるでしょうか?
もし、仮に言えたとして、それはあなた自身が、心の底から実感している事でしょうか?
* * * *
数年前にある新入社員に聞かれた質問。
「うちの会社の強みってなんですか?」と。
(この子はどうしてうちの会社に入って来たんだろう?と思いながら)
私「人材業界に特化している事でしょう?」
新人「人材業界に特化していると何がいいんですか?」
私「それはね・・・」
とひとしきり説明しましたが、あまり納得がいっていない様子。
その時、私が出した見解は、
”まだ、入ったばかりでわかっていないんだな”
というものでした。
ところが・・・・
最近、自社の強みについて、再び 考える機会がありました。
どうやら、私が自社の「強み」と思っていたものは、
他のメンバーにとって、強みとは言えないようです。
いやもう、驚きました。
でも、すごく良い気づきでした。
「強み」のレベルが、私と他のメンバーと違っていたのです。
この温度差はどこから来るかというと、次のような事ではないかと考えています。
* * * *
さかのぼる事、15年前。
人材紹介業が、今ほどは、まだ一般的ではなかった時期です。
立ち上げたばかりで、大した実績もない弊社。
懇意のクライアントも多少はありましたが、まだまだ足りず、テレアポで新規開拓をする日々。
「人材業界専門の紹介会社ですが・・・」と話しをしても、
「実績はあるのか?」
「うちも人材会社なんだけど?」
「人集めを商売にしている人材会社が、どうして最近できたような人材会社から採用する必要があるのか。」
などといわれる事も多く、随分、悔しい思いもしました。
(当時の私のテレアポのスキルや余裕のなさも原因だったかもしれませんが。。)
誰にも知られていないし、実績もない。
全て、自分たちでこれから作っていかなければならないところからのスタートでした。
それが、今では、大変ありがたいことに、
弊社の求人の8割はリピートでご依頼を頂けるようになりましたし、
新規のテレアポをしても、以前のように苦労する事もなくなりました。
人材業界特化しているという事で、ご紹介で、求人のご依頼や転職支援のご登録を頂く事もあります。
・・・とまあ、一例ですが、ほとんどゼロからスタートした私にとっては、こうした変化は大きく、これぞ人材業特化で長くやってきた強み!と思っていましたが、他のメンバーからすれば、これは、当たり前のことのようです。
求人・求職のご依頼を頂いて、満足している場合ではない。
大事なのは、シンプルに
どれだけお客様が満足しているのか?
という事。
もはや「特化」しているだけでは「強み」ではなく、
「特化」しているという事を生かして
お客様の満足を考え抜く事、
それを「強み」にしていく時期なんだという事にいまさらながら気づかされました。
気づきを与えてくれた、メンバーに感謝。
幸い今は、当事者意識高すぎの、
インプレッション史上最高と言えるメンバーが揃っています。
このメンバー全員で、来年は、
もっとお客様に満足いただける会社になるよう、
ステージを上げていきたいと思います。
今年も大変お世話になりました。
来年も、どうぞ宜しくお願いいたします。
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顧客についてよく知り共感ニーズを第一に考える事は、社員全員の仕事だ。
それを全社員に徹底する必要がある。それを実践し、できると思わせる方法をいくつも見つける。顧客が経験する問題について深く掘り下げること。
そして根本原因を見つける作業を人任せにしてはいけない。
顧客がどのような体験をしてどのような事に抵抗を感じるのか知ろう。
「アマゾンのように考える」より
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渡辺友栄