わたしは古典小説を基にした、海洋アドベンチャー映画が好きだ。したがって主演グレゴリー・ペック、56年の傑作「白鯨」(原題;Moby Dick)もまた好ましい。19世紀の冒険小説家ハーマン・メヴィル原作。監督・製作はジョン・ヒューストン、脚色にはレイ・ブレッドベリも。白いマッコウクジラ「モービィ・ディック」に膝から下の片足をかじりとられた老捕鯨船長エイハブ(ペック)が、捕鯨船ピークオッド号を駆り、その復讐を果たさんとする物語。観どころは名優G・ペックの鬼気迫る演技もさることながら、この時代とは思えぬ特撮で暴れ回る巨大クジラ、
モービィ・ディック!
ディック……
ディック……
ディック……
ディック……
ディック……
タカタタンタンタンタンタカタ!
ボッぺッべレベボーベーボーベーボ♪
ボッぺッべレベボーベーボーベーボ♫
ボッぺッべレベボーベーボーベーボ♬
↑(映画「狂熱のライブ」より)
そう、行ってきました「レッド・ツェッペリン:ビカミング」!「ブリティッシュハード!オータムアクションシリーズ2025」の締めにふさわしい素晴らしい内容でした!
公式HPに「伝説的ロックバンドの知られざる"起源"がここに!」とあるように、誕生の経緯からデビューしていきなり大人気大ブレイク大バズり、が中心。現在のペイジ、プラント、ジョンジーのインタビューで構成。生い立ち(みんなカワイイ、特にジョン&ジェイソンのポチャ・ボーナム)、楽器を手にした頃、超有名ミュージシャンたちとの交流、結成前の様々な仕事(有名スパイ映画とか)、いざバンド組むぞっ、デビューレコーディングツアーレコーディングツアーの毎日、、。んで嬉しいんは、生前のボンゾの肉声が随所に!チョー貴重である!ホンマにこのバンドへの加入が嬉しかったんですねぇ。そのことを無邪気に話すボーナム、そのテープを聴き、眼にチョイと湿り気ありつついい微笑みの他三メンバー。こっちまで泣けてきちゃうぜっ!あと、スタッフが用意した貴重映像を観「ワーオ!よぉこんなんめっけたのぉ」とテンションあがるとこにも注目!大満足の122分でしたっ!!!
まぁ、チィと難を言うならもっと未公開の貴重ライブ映像が観たかった。あと重複する曲も何個かあったしぃ。初セッションでの「トレイン・ケプト〜〜」も、69年テキサスでのメッチャカッケー音源あるはずやのにぃ〜。……膨大な量の音や映像があるが故の、贅沢なる要望でした。
"要望"といえば!
今回の作品は「バンド誕生の軌跡」がテーマ。では「:ビカミング。アフター!」とか銘打ってその後の軌跡が観たいっ!できれば「移民〜アールズ・コート」んで「アキレス〜ネブワース、そして別れ……」。そう、これで今流行りの三部作ですわっ!ドン・ピーター(マネージャーのグラント)、ご検討を!(←とっくにおりゃらん)
では本日は、ロイヤル・アルバート・ホールですな。没入してきまーす!ごめんなすって!!!
Kenzzi




