わたしは、高い芸術性で知られるスパニッシュホラーが好きだ。したがって76年制作、ナルシソ・イバニエス・セラドール監督作品「ザ・チャイルド」もまた好ましい。原題"¿Quién puede matar a un niño?"、英題"Who Can Kill a Child?"。つまり、、、
「誰が子供を殺せるのか?」である。
……………
熱戦続くパリオリンピック。爽やかに汗・涙を流す選手たちを観戦する間に、とぉっ〜ても胸くそ悪い映画を観た。
上記作品なのである。
冒頭モノクロ映像で、ナチスによるユダヤ人虐殺映像が。続き印パ戦争、インドシナ騒乱、ベトナム戦争でのナパーム弾大量殺戮などなどが。「犠牲になっているのはいつも、弱い子供たちなのである」とのナレーション。……やがてカラーに(素晴らしい演出です)。
スペインのとある港町は、年に一度のお祭り。英国人生物学者トムは、3人目を妊娠中の妻エブリンとともにバカンスにやってきた。祭りを楽しんだ二人は喧騒を離れ、翌朝アルマンソーラという離島へ行くことに。島へ着くと、子供たちから歓迎受ける(一人悪態少年が)ものの大人たちがいない。不審に思い町を探索するトム(ほれほれ足下足下っ)。ホテルロビーで留守中のエブリンは、出会った少女に「赤ちゃん好きぃ?」と、お腹をなでなでしてもらう。一見微笑ましい光景じゃがっ!……ほどなく杖ついた老人を発見、やっと大人だ。そして彼を笑いながら追いかける少女が。これも一見微笑ましい光景、、、と思った次の瞬間っ!!!
……………
それからは、見るも悍ましい映像の連続っ!なぜ子供たちが、などの描写(想像掻き立てるシーンはあるが)もなし。編集の妙で、直で大人を攻撃するシーンもなし。ヒッチコックの「鳥」のオマージュ的作品とされる(鳥が人間を実際についばむとこないもんね)のもうなずける。また、終始ニッコニコの子供たち。恐らく「オーメン」のダミアンよろしく、スタッフさんらが全力でチビっ子演者を、カメラの後側で笑わせたんでしょうよ。
ずっとソフト化されなかったようで、私めもチャイルド側の目線で観て以来。皆さまも、各々アダルトになったご自分の目でお確かめを。……あっ!せめてオリパラ両大会終えて。そして気持ちよぉ〜く、胸くそ悪くおなりにっ!そして今現在も犠牲になってる子供たちに思いをっ!!!
……………
先月末、86年5度目の優勝時指揮をとった阿南準郎氏がお亡くなりになりました。86歳でした。監督時は、あちきも足繁く市民球場(広島)に!義彦(高橋)や小早川らが高級外車で乗り付けるなか、タクト(HONDA 50ccスクーター)でかわいく球場入り、なあんてお姿も拝見してました(笑)。天国で古葉監督とまた鉄壁の三遊間をっ!お疲れ様でしたっ!ありがとうございましたっ!合掌。
以上、ごめんなすって!!!
Kenzzi
