わたしは、巨大生物映画が好きだ。したがって、巨大ワニ(あるいはそのクリーチャー)を題材にした大パニック作品たちもまた好ましい。最高傑作は、やはり80年制作の「アリゲーター」。他にも「キラー・クロコダイル」「ブラック・ウォーター」「マンイーター」「カニング・キラー/殺戮の沼」「U.M.A. レイク・プラシッド」「レプティリア」「新アリゲーター 新種襲来」「メガ・シャークVSクロコザウルス」「クロコダイル・ダンディー」(ん?なんか関係ねぇのが入っちょる)などなど、まさに進撃のワニ軍団、ワニワニ大行進である!
「パニック・アリゲーター/悪魔の棲む沼 」
なる作品を、皆さま方はご存じだろうか?!
せんの「マカロニ・ホラー」の講釈で紹介した「"ホラー・マニアックス"シリーズ第14期」の、Blu-rayを購入したのである。
主演はバーバラ・バック。「タランチュラ」(71年 伊・仏 音楽モリコーネにボンドガール勢揃い)上記作品で注目を浴び、「モリスの島」で大ブレイク、ボンドガールにも選出、その後「おかしなおかしな石器人」で、夫のリンゴ・スターにウ○コまみれにされたのを機に離婚……。なんかいろんなモンが違ってそうだが、各々お調べを。
それはさておき。
未開のジャングルに建設された巨大リゾート施設。そこでガイドを務めるバーバラ。宣材の撮影を任されたカメラマン(クラウディオ・カッシネッリ)は、原住民が恐れる魔神である巨大ワニの存在を知る。彼はその危険を訴えるも、ホテル関係者はその言葉を信じようとせず船上パーティを開催。案の定……、観光客たちは次々と襲われさらには、生き残って岸に辿り着いた者も怒れる原住民たちに……!
ま、当時の動物パニック映画のブームの便乘作。低予算・低品質・高商業性のイタリアン・テイスト満載(褒め言葉です)!生物感皆無のハリボテとミニチュアを駆使したチープな大ワニ襲撃シーン、差別臭漂う原住民の描写、そして、、、あの「ミスト」(07年)をも超ゆる、映画史に残る衝撃の結末!……ぜしご自分の目で!余談ですが、こっちこそ(「モリスの島」でなく)帝王ロジャー・コーマンが作り直しゃよかったのに。
それら、すべてさておき。
ワニ。
爬虫類ワニ目には大きく、アリゲーター科クロコダイル科ガビアル科の三つがあるそうな。
では、
なぜに、「○○ガビアル」的な作品がないのであろうか?(どっかにあるんか?)
それこそコーマン先生っ(先生は04年に「ディノクロコ」なる映画をこさえておいでだ)!100を前に(今月98歳におなりに!お元気ですっ!)「メガアリゲーター・ディノクロコダイル・キラーガビアル オールワニワニ大進撃」なんぞおこさえくださいましっ!
そうしていただくと、我々ワニ映画ファンも、
ありげたやぁ、ありげたやぁ。
……………
ごめんなすって!!!
Kenzzi