わたしは、数多ある動物パニック映画が好きだ。したがって、人々を襲う恐怖の巨大熊出現の「グリズリー」(76年 米)もまた好ましい。カナダの森林公園に出現した巨大ヒグマと山岳レンジャーの戦いを描いた傑作!森林版・二番煎じ「JAWS/ジョーズ」で、即席亜流感は否めないが、マニアの間でいまだ根強い人気である。自然保護官ケリー役の名優クリストファー・ジョージの吹替は、先々月お亡くなりになった小林清志氏が担当。

 

 

 

こちらはニッポンのヒグマ……。

 

 

 

「OSO18」!

 

「ゼロエスゼロ・ワンエイト」と読むのでもなく、はたまた18人組の地下アイドルグループでもない。「オソジュウハチ」!今、北海道の酪農家を恐怖のどん底に陥れている巨大熊の名である!

 

酪農王国北海道。そこに牛を次々と襲う、1頭のヒグマが現る!最初に被害が報告されたのは2019年、標茶(しべちゃ)町オソツベツ。現場には幅18cmの足跡があった!名の由来である。その足跡から大型のオスだと確かめられていて、推定で体重は280~320kg、体長2.0~2.1m、年齢10~14歳とされている。その年だけで殺傷された牛は28頭、さらに被害は隣町の厚岸(あっけし)町まで拡大。21年までに65頭が餌食、うち半数近くが殺されている……。

 

 

 

んで、「シン・どげんかせんといかん」北海道Ver.ってことで、自治体・地元の猟友会が立ち上がる

 

 

 

も……、

 

罠仕掛けるも掛からず、カメラ設置すもこれにもほぼ写らず……。なかなか手がかりが掴めず、さらには昼間の銃発砲禁止もあって現在でも進展してないそう。普通のヒグマと違い、すごく高い知能を備えてると考えられている!人間への警戒心や危険察知能力がズバ抜けてる訳ですねぇ。実に厄介です……。

 

さらに厄介なのは、牛襲ってもほんのちょびっとひと齧り。専門家によると、完全に捕食のための狩ではない……、むしろ楽しんでいるのでは、という推測。これは「ジュラシック・ワールド」の"インドミナスレックス"……、いやっもう「プレデター」ですっ!

 

襲われた乳牛たち、1頭あたり7、80万とかなりの高額……、それよりも酪農家さんが愛情込めて育てた牛ちゃん。さぞや無念でしょう……。クマったぁクマったぁ、ホンマ困ったクマさんです!

 

 

 

……………

 

冗談はさておき、お見舞い申し上げるとともに、皆さん頑張ってください!

 

とともにとともに、

 

近年では市街地にも現れ(別の個体)、人が襲われる被害の報告も!つい先日も、あのデッカいBOSSの本拠地でも目撃されたと!道民の皆さま、じゅうぶんにお気をつけください!以上、ごめんなすって!!!

 

 

シャケ減少も要因のひとつか?!

 

Kenzzi