わたしは、日本の怪奇ミステリードラマが好きだ。したがって、77年よりTBS系で放送された「横溝正史シリーズ」もまた好ましい。ご存知、名探偵・金田一耕助が活躍する連続テレビドラマ。お馴染み「犬神家」「獄門島」「手毬唄」。翌年よりの第2シリーズでは「真珠郎」「夜歩く」「仮面劇場」など、引き続き名作が作られた。その後80年代に入り「名探偵・金田一耕助シリーズ」として、32作放送された。

 

当時の土曜MRT(宮崎放送)ゴールデン、「ドリフ」「Gメン」「金田一」!3時間ぶっ続け、ブラウン管にかじりついちょりましたです。毎回豪華な出演陣。原作には登場しないものの、長門勇氏演ずる強烈な日和警部。音楽・真鍋理一郎氏による(中村八大氏と分担)不思議な世界。ともにジーンとくる主題歌「まぼろしの人」「あざみの如く棘あれば」(歌 茶木みやこ・演奏 四人囃子)。などなど、見どころ満載……、満載過ぎます!

 

 

 

おっとぉ。長くなりそう故、ここらで本題。

 

 

 

金田一耕助役の古谷一行さん。先月お亡くなりになりました。享年78歳、惜しまれます……。ご冥福をお祈りします。

 

一行さんといえば、やはりほとんどの方が金田一とおっしゃるのでは。逆に金田一といえば、石坂浩二さんか一行さんを思い浮かべるでしょう。鹿賀さん、寅さん、鶴ちゃん、ごめんなさいです。

 

上記シリーズの満載すぎる見どころのひとつは、人間味あふれる古谷金田一にもあるのでは。お馴染みコーフンしてもじゃもじゃ頭をかき回すシーン。なれど、フケが雪のように落ちる場面はあましなかったよな気が。んで独自の演出、行き詰まると逆立ちぃ……、からの転倒。日和警部とのやりとりもよかったですねぇ。探偵事務所のかねさん(野村昭子さん 先々月95歳でお亡くなりに)との絡みもサイコー!

 

他にも印象的だったのは「オレゴンから愛」。ワイルドなヒゲ面一行さんと、濃ゆい嫁・木の実ナナさん、そしてアメリカの美しい大自然!しかしながらかなり忘れております……。あらためてまた観たいですね。あとあと「どうぶつ通り夢ランド」「木曜日の食卓」。してして「失楽園」……、これに関しては「一行さんは浮気なんぞせんっ!」ってことで観てなんだです。

 

また横溝に戻り、大林宣彦監督「金田一耕助の冒険」。数年前の「手毬唄」では磯川警部を!いつもと違うラストにウルっとしました。

 

 

 

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長男でミュージシャンの降谷建志さん、その嫁のMEGUMIちゃん、さらには映画デビューしたお孫さんの凪くん。空の上からさらなる活躍祈ってることでしょう。ゆっくりお休みください!

 

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ん「建志」?!ワシ、ケンジも"建築"の"建"。さぞやお役所などで"健康"の"健"と書き違われたことでしょう……。お察しします。

 

ま、そげなどぉでもいいことはさておき、これを機に「ミステリー」というテーマを追加しました!「怪獣ーっ!カーープ!!キャーーーッツ!!!」に加え「祟りじゃーっ!」「よし、わかったっ!」などなど、ますますうるさくなるかと。皆さまには引き続きお我慢の方、よろしくお願い申し上げます。以上、ごめんなすって!!!

 

 

Kenzzi