わたしは、近未来アクション作品が好きだ。よって伝説の刑事ドラマ「西部警察」もまた好ましい。ご存知石原プロの代表作!昭和54年から59年で3シリーズ制作、大門巡査部長役の渡哲也氏をはじめ、舘ひろし氏神田正輝氏等豪華出演陣!小暮捜査課長の裕次郎(あえて敬称略)もかっこイイっ!

 

 

 

「近未来アクションじゃと?」

 

まぁまぁ、そう固いこと言わず。銀座のど真ん中に戦車出現、スーパーZ・マシンRS・サファリ4WD等の常軌を逸したスーパーメカの数々、そして爆破シーンのアノ火薬量……、もはや「近未来アクションスーパーコップドラマ」と言っても差し支えないだろう。と、思うと同時に、あらためて渡さんのご冥福をお祈りします。

 

 

 

あらためて本題。こんな正義感溢るる警察官がいる一方で……、新たなる警察が出現。

 

そうですそうです、帰省警察・マスク警察です!自粛警察シリーズ、PART-II・PART-III!

 

皆さんご存知と思うが、実家の墓の掃除するため都内から帰省した男性が、「なんでこの時期に東京から来るのですか?何を考えてるんですか?さっさと帰って下さい!!」といった内容のメモを玄関先で発見。帰省警察の仕業です。この都内の男性、実家帰る前にPCR検査を。結果陰性……じゃが念には念をでもいちど検査!やっぱ陰性!費用数万かかったことでしょう。でも、万全盤石で帰ったにも関わらず……。ご家族との団欒、台無しになったお気持ち計り知れません。

 

 

 

一方、マスクドスーパーコップ(←意味違うがなっ)!

 

公園で元気に遊ぶ童っ子に、マスクしてない、と怒鳴りつける男性!駆け寄り平謝りするママさんたちにも罵声を。しかたなく警察(こっちはホンモノ)を呼ぶも「ワシは昔からここに住み遊んじょる」と、訳の分からんことを。この男性、いやこのジジイ、普段から公園に現れては、ノンリードで大型犬を放っている鼻摘まみモノ。こういうタチの悪いのは、源田くん(苅谷俊介氏)に一本背負いでもしてもらうしかないです。

 

 

 

皆イライラするのも分からんでもないが、もっと平和的な方法で。玄関メモ案件ですと……、

 

 

 

帰省警察「ごめーん!こちらに東京から帰られた方がいなさる、と聞いたがっ」

 

都民男性「ハイ、わたくしめに御座いまする」

 

警「んで、具合はどうじゃなっ?」

 

都「へい、すこぶる元気で!けぇるめぇ(帰る前)にキチンと検査を、しかも二度も」

 

警「ほほう、それは殊勝なっ!」

 

都「ご心配下すってお越し下すったんですかいっ!ままっ上がって一杯!」

 

警「そーかえ?では馳走になりもうすっ!」

 

 

 

てなことになってたかもよ!大災害時、列を乱さず順番を守る素晴らしい国民と世界から賛美をもらった我がニッポン!いま一度節度ある行いを!ごめんな……、

 

ちと脱線じゃが一言。「ど〜するんだね、大門くん」と、いつもオロオロでおなじみの二宮係長・庄司永建氏。上京間もないころ、電車に乗るケンジ。満席の車中、ふと見回すと数名の老紳士が。すかさず立ち上がり「どんぞお座りを」と席を譲り「ありがとー」とお声を頂戴した方向を向くと……。なんと永建さん!

 

最初に「ト〜キョ〜さぁ来たんだなぁ」って思った瞬間でした!今度こそ、ごめんなすって!!!

 

 

「その後、送襟絞(おくりえりじめ)でトドメじゃっ!」

 

 

Kenzzi