先週のスタジオ。また新曲が発芽しました。素晴らしいコード進行。ただリズムで迷っております。ジャズをベースにしたドンドコと、カンとかストラングラーズみたいな8ビート。どちらも捨てがたいですが、ドンドコですかな。8ビートは、また作ればいい。

 で、この日、ケンジ君が用事で30分ほど早抜け。ドラム不在になります。ちゅう事で、僕がスティックを持ち、8ビートを叩きました。


 「なかなかのナイス・グルーヴだな。」 お褒めの言葉を頂きました。

 「こんな、芋くさいビート、滅多にお目にかかれない。」「・・ん?」


 僕の叩くドラムは、80年代初期の青臭い芋臭いポストパンク・バンドみたいだそうです。ポテトン・ビートだそうです。そして、ちゃんと褒めているそうです。

 ただ、このポテトン・ビート、需要はあるそうです。どこかで、僕のドラムを待っている、ニキビ面の黒いシャツを着て白いネクタイをした、テレキャスターを持った奴が待っているんです。

 怖いです。怖いので、兄弟3人で組めばいいじゃないですか? 21世紀に現れたポテト・サウンズの旗手として登場すればいいじゃないですか? ヴォーカルは、本当はナイーヴな奴がいいけど、知り合いがいないので、トクちゃんで我慢します。バウハウスのピーター・マーフィーみたいに上半身裸で歌ってもらいます。風邪ひかせます。

 


ゆう