ちょっと前になるが、深夜に何気なくテレビをつけるとエグイ映画がやっていた。デカイ虫が、スーパーの中で人を襲っていた。どうせB級映画だろうとボーッと見ていましたが、なかなか手堅い演出。エグイ殺され方が連続の荒唐無稽なストーリー、完全なB級映画なはずなのに、目が離せません。

 途中、調べてみると、フランク・ダラボン監督作品でした。てことは、原作はスティーブン・キング。「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」に続くこのコンビの作品が、この時みている「ミスト」。なるほど、A級監督でしたか。A級のスタッフが、カルトムービーを丁寧に作った、ちゅうことです。

 にしても、この「ミスト」、エグすぎる。人いっぱい死ぬし、死に方も気持ち悪い。バケモノも気持ち悪い。おまけに人間も怖い。同時期に公開された「クローバーフィールド」にはあった爽快感が一切ない。イヤ~な気持ちになる。デートで見たら最悪でしょうな。

 バケモノが沢山でますが、最後の方で画面を横切る奴は、今まで見た映画の中で1番デカイ生き物じゃないか? そしてラスト・・、救いようがない。原作とは違うみたいですが、スティーブン・キングも「こっちの方がイイ。」って言ってるようです。悪い意味で、まさに完全なエンディング。あと味が悪すぎる。もう見たくない。最初の方を見てないので気になりますが、もう見たくない。まぁでも、傑作でしょうな。

 怪獣大好きのケンジ君も、「アレは相当デカイ!」と前述の生き物に太鼓判を押しました。



ゆう