「サイボーグ009」という漫画がありますな。石森章太郎先生の傑作です。僕は、この漫画が大好きでして、小学校の高学年の頃に古本屋巡りをして、初版本を集めました。5~6巻の地底王国の話が好きですな。3巻のベトナム戦争の話もいい。

 しかし最初のシリーズのラストの10巻、いよいよ人類を作った神様と戦うというところで、なんと石森先生ギブアップ! 「まだ、私にこのエピソードを書く力量がありません。しかし、いつか・・、完成させます。」との事。もちろん、続きは読めず、普通に新しいエピソードから続けられた。面白いけどね。

 サイボーグ戦士はいろんな人種で構成されております。サイボーグに改造したギルモア博士は白人です。そして008は黒人です。

 ある戦いの中、008は重傷を負ってしまいます。ギルモア博士が治療(修理)します。そして、心配する他の8人の前に現れた008、体中を金色のうろこで覆われていました。(008は水中戦が得意) 「どうしてあんな姿にしたんだ?」と、くいかかる009にギルモア博士がサラッと言い放った。

 「前の色よりきれいだろ?」

 人種差別です。しかもギルモア博士、みんなが怒っている理由が判っていません。


 さて、我等インパスターズ、只今ゴキゲンなファンクを製作中であります。「スーパーフライ」みたいなブラック・ムービーのメイン・テーマのようです。本当にゴキゲンです。また、先週のスタジオでkou君がブルース&ソウル・レコードの最新号を買ってきていて、そのオマケにレア・グルーヴのCDがついていたもんですから、もう大変です。休憩中にそれを聞いて影響されちゃいました。青山のマスター・ヘンリー・ギブスン仕込みのパーカッションが大活躍です。

 青山をサイボーグにしたいです。アフロ、ヒゲ、金歯・・、改造したいです。彼もジタバタするでしょうが、他のメンバー全員で押さえ込めば、十分可能でしょうよ。

 幸い、青山君は僕以上に石森章太郎先生の大ファンです。



ゆう