人は一体、一生でどれくらい「屁」をするのだろう? 数分、数時間・・、数日になるのか? いずれにしても、長い地球の歴史からみれば、ほんの一瞬だろう。

 数日前、自分でもビックリするぐらい屁をした。腹が痛くなり、トイレットにかけこんでみると、もれなく何発もの屁がでるのみ。そのルーティーンを数回繰り返した。その屁達、いずれもたがわず爆音だった。我が肛門ながらうるさい。「物言う株主」ならぬ「物言う肛門」です。村上ファンドです。

 自分で言うのも何だが、僕はそんなに屁をする方ではない。しんたろうのような「ヘキスパート」ではない。しかしこの時は、大地が裂けるような爆音が肛門から出て、次元を歪めた。

 最近、胃が痛くて、それを治そうとヨーグルトを大量に摂取していたせいか? ピロリ菌とビフィジス菌との戦いの爪跡が屁か? それとも何かを伝えようとしているのか?

 何故かは判らないが、多分、後者の方だと思う。理由を問われても答えられないが、感覚的にそう思うのです。自分の肛門は自分が一番判ります。「いたこ」みたいな事でしょう。何か僕に、いや、地球人に伝えたいことがあるのでしょう。失われつつある自然に対して警鐘を鳴らしているのか? でも、それは判らない。何言ってるのか判らない。通訳が必要です。戸田奈津子さんなら判るでしょう。いや、犬の気持ちが判るマシーン、「バウリンガル」でも訳せるのではないか?

 ただ、この日以来、我が肛門は黙ってている。セガール風に言うと「沈黙の肛門」です。あれは一体、何だったのか・・。ただ僕の体の中をつむじ風が吹き荒れただけなのか? いや違う。あの日、あの時、たしかに何かを伝えようとしていた。地球滅亡へのカウントダウンは、もう・・始まっているのか?



ゆう