WBC、いよいよ2次ラウンド始まりました。侍ジャパンに、是非ともがんばってもらいたいものです。

 僕は宮崎県出身なので、幼い頃プロ野球が身近にありました。なんてったって巨人軍が毎年キャンプに来るもんね。当時、宮崎市には巨人だけ(今はソフトバンクも)でしたが、ちょっと県内の他の町に行けば、近鉄、広島、等も来ていた。後々、西武やヤクルトが来ていた時期もあった。WBCのキャンプもやってたね。

 そんなわけで、もちろん僕も巨人キャンプを見に行ったりしておりました。夜の街でクロマティを目撃したこともあります。2月3日に宮崎神宮で、現役時代の王選手に豆をぶつけられた事もあります。

 その豆の日と同じ時だと思いますが、無料でクジが引けて、選手のサインボール(硬球じゃなくて、柔らかいゴムのボール)が当たる、という催しが行われた。一緒にいた友達は全員はずれたが、僕は幸運にも当たった。
 何やら文字らしきものと、20という数字が書かれたゴムボールを手にいれた。誰のサインボールなのかは、残念ながら当時6つぐらいの僕には分からなかった。

 「それ、定岡のサインボール!!」

 突然の大声に僕は驚いた。女子高生2人組が後ろから、僕のサインボールに食いついてきた。当時の定岡正二は、まだ活躍はしていなかったが、甘いマスクで女性に人気があった。

 「私の柴田と交換して!」

 断る理由はない。

 むしろ、願ったり叶ったりだ。柴田っていったら、「怪盗赤手袋」盗塁王に何度も輝くスター選手、多分この頃、名球会にも入っております。「巨人の星」でも独身女性の憧れの的と紹介され、2軍選手の悲しみを歌った「多摩川ブルース」の作詞者としても知られております。断る理由はない。

 僕は恵比寿顔で「7」と書かれたサインボールを家に持って帰った。定岡みたいな女のボールじゃない・・、男のボールだ。
 で、その男のボール、すぐに切れ目が入って、プシューってなりました。


 僕はこの後も、サインと名前のつくものは、サインボールしか貰ったことがない。
 
 柴田と江川とKISSだけだ。(08/9/2のブログ参照)



ゆう