映画タクシードライバーは名作ですし、私も大好きな作品であります。みなさんご存知の通りデニーロ扮する主人公がタクシーの中で狂気を育む話です。

夜中に腹が減ったので、散歩がてらラーメンでも食おうと歩いていると駅前に客待ちのタクシーが何台か止まっていました。そして、その中の1台に目が止まりました・・いや、車から漏れてくるエレキギターの音にギョッとなりました。

そうです。運転手の彼はエレキを弾いていました、昭和のサウンドのベンチャーズを練習中です。60歳後半にみえるこの若大将は、狭い車内で周りの目など気にせず一生懸命練習をしてました。お世辞にも上手とは言えない演奏です。

30分後、満腹になった私が腹をなでながら同じ道を通ると、何台か止まってたタクシーは1台だけになり、エレキのボリュームは先ほどの1.5倍ぐらいになっていました。

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