月曜日の夕方、ブログに何を書こうかと思っている時、何気なくテレビを点けた。MXテレビで「みなしごハッチ」をやっていた。


 カマキリのカマ子が大暴れしていた・・・。


 いや~、すさまじい話でした。久し振りにハッチを見たが、子供の頃に思ったように、やっぱりえげつないと感じた。もちろん僕が生まれる前にできたアニメなので、再放送で見ていたのだが、見終わった後いつもイヤな気分になっていた。

 昆虫の生態を擬人化するので、話が気持ち悪くなるんですな。

 朝、学校に行く前の早い時間によくやっていたのだが、いつもいいようのない重い気分で学校に行っていた。
 だってハッチが友達になったクモの子供が、自分の親を食べたりするんですよ! 2回ぐらいあったような気がする。親グモが「私をたべなさい!!」、で、子グモが「ウワーッ!!」って泣きながら食うヴァージョンと、朝、普通に「やぁ、ハッチおはよう。」って親グモ食ってるヴァージョンがあったような気がする。
 友達になったカメムシはもの凄く臭くて、彼女はもの凄くブスだった。口癖は「えへへ、ごめんよ~。」だった。

 で、この日見たカマ子の話。カマ子は子持ちのシングルマザー。まぁカマキリのメスは全部シングルマザーですもんね。初夜の後、旦那さんを食しますもんね。
 カマ子は自分の子供達を偏執的に愛している。棲家に彼等(カマ太郎、キリ子たち)を閉じ込めている。そして棲家に近づく者は、味方であろうと敵であろうと皆殺し。地面には真っ二つになった虫達の亡骸がゴロゴロしている。ハッチも危機一髪!
 森の虫達はカマ子の事をキチガイと呼んでいる。ちなみに今回、劇中で10回ぐらいキチガイという言葉が飛び交っていた。カマ太郎たちも母親の事を嫌っている。

 細かい事は面倒なので書かないが、最後はカマ子と子供達を食ったトカゲが闘うんです。目線が低いので、もう見た目は化け物と恐竜の決闘です。カメラ・ワークもなかなか秀逸でした。
 ラストは「キングコング対ゴジラ」みたいに、もつれあって滝に転落。


 kou君達もプロジェクターで大画面で見ると大迫力でしょう。

 ピーター・ジャクソンあたりが「みなしごハッチ」を実写で映画化してくれないだろうか? ハッチ役は「ロード・オブ・ザ・リング」の主役のイライジャ・ウッドでいい。カマ子はニコール・キッドマンで決定。彼女の当たり役となるだろう。後、できればカメムシを田中邦衛にやってほしい。画がしまります。「えへへ、ごめんよ~。」


PS  この頃、近所に

   「い~も~ いも~ の ほっかほか!
    ほっか ほか~ の いっもいも!」
   
   とアナウンスを流している軽トラが来るのですが、
   あれは石焼イモ屋さんでしょうか?


ゆう