オレが愛用しているギターのピックは、ジプシー・ジャズに使う分厚いヤツだ。オランダのウェイゲン社というところが作っている、厚さが5ミリもあるおにぎり型。価格は何と4000円!たかがピックでぼりすぎだろ!?クソッ!でもスッゲェぶっとい音がする!イイ音色だ!このピックしか使いたくない!ライブ中やスタジオで落とすとビクッとする。何しろ4000円だしな。あまり売ってねぇし。おおいに気に入っている。
でもコレを使っている理由はそれだけじゃぁない。

昔はリッチー・ブラックモア・モデルを愛用していた。メーカーはもう忘れたけど、リッチーが使っているベッ甲のピックと同じホームベース型(材質はプラスティック)で、オレンジやらピンクやらブルーやらイエローなどいろんな色があって、Ritchie Blackmoreと浮き出たプレートがついていた。いっぱい持っていた。
他のピックに比べ、小さいそいつらを見ていて・・・・・・

「!!!!!!!!!」

オレはそのひとつを鼻の穴、詳しくいうと右の鼻の穴に入れた。

「やっぱ小っちぇえな・・・」

納得し、ソレを取り出そうとすると・・・どんどん奥の方に、奥の方に・・・
涙が出てきた。無理矢理取り出そうとした。鼻の付け根が膨らんできた。
「ウゥ・・・」
本当にそのまま奥に行せて飲み込もうかと思ったが、
「ピンセット!!」
プラモデルを作るのに使うピンセットを思い出だして、それで取り出し、事なきを得たのだった。

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そう、オレが今、分厚くでかいジプシー・ジャズ用のピックを愛用している理由が判ったろ?


KOU