「ポ~ニョポ~ニョポニョ♪・・・」と、いたる所で耳にする。初めのうちは何とも思わなかったのだが、あまりにも耳に入ってきやがるので、最近アレを聴くと何だかイラッとする。子供の歌い方もアレンジにもイライラッとさせられる。まぁ、自分が宮崎駿をあまり好きじゃないのもあるのかもしれない。

オレはガキの頃、「ルパン三世」のアニメの映画・第一作目を観に行って、たいへん感激した。グッときた!いかにも悪党ヅラのルパン、裸でエロい不二子、シャワーシーン有り、変態的なクローン人間・マモー(声は西村晃)、そのデザイン、その切なさ、「007」や「2001年 宇宙の旅」を思わせるハードボイルドかつSFチックなストーリー(脚本には大和屋竺の名も!)、最後の、三波春男が歌う「オ~レ~はル~パン~だ~よ~♪」という「ルパン音頭」もバカバカしくて気が利いてる!そして声の特別出演で、その三波春男、そして男・梶原一騎、この前亡くなられた天才・赤塚不二夫(合掌)が参加している。最高のトッピングじゃねえか!全体の怪しげでアダルトなムードもイイしな。もちろん次元と五右衛門、そして銭形!カッチョイイ~。 あ、同時上映の「ナイル殺人事件」もなかなか豪華で面白かったけどね。

公開当時は単に「ルパン三世」というタイトルだったけど、その後いろいろ(ルパン映画)が作られたからか、今では「ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)」となっている。

で、二作目「カリオストロの城」だ。
ガッカリだった。子供心に傷ついたよ、ホント。
あんなにも魅力的だったルパン・・・丸っこい顔になって・・・しかも善人?
不二子がヤラシい感じがしない、健康的すぎるよ・・・
ルパン、クラリスを押し倒せ!・・何?去っていく・・・カッコイイですな!
最後の銭形の「貴女の心です!」・・・・・・ケッ!!

オレも映画好きなので、作品として凄く高いレベルだってのは頭では理解できるんだけど、自分にはま~ったく合わなかった。無理矢理例えるなら「ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)」は初期ストーンズ、ショーケン的なヤバさがあるロック、「カリオストロの城」はエバーグリーンなポップスか。「カリオストロの城」の方がコミカルなのに「ルパンVS複製人間」の方がフザケた感じがする。そこもイイ!

「クソッ!この「スカトロの尻」の監督は何て奴だ?・・・なになに・・・宮崎駿?」!!!!!!

何で自分が最初のTVシリーズの前半が大好きで、後半の方はそんなに好きじゃないか解かった!

宮崎駿は前半には参加してなく、後半から参加していたのだ!(平たく言うと前半は大人向け、後半は子供向け)

「魔術師と呼ばれた男」「さらば愛しき魔女」「脱獄のチャンスは一度」「狼は狼を呼ぶ」「殺し屋はブルースを歌う」・・・・・・そして山下毅雄の音楽!!! 初期「ルパン三世」は本当に好きだ!タマラン!!「ダバダバダバダバダバダバダバダッ、ルパンダ、サ~ッ♪」ジャッジャッ「ルパンダ、サ~ッ♪」
「ルパ~ンルパ~ンルパ~ンルパ~ン、ルパンダ、サァ~~ッ♪」(チャーリー・コーセイ)



「パンダコパンダコパンダッ♪」あ、「パンダコパンダ」は好きです。「風の谷のナウシカ」と「千と千尋の神隠し」はチョコッと好きです。


KOU