昨日kou君がバカ犬の事を書いていましたが、俺の実家でもウランって名前のミニチュアダックスを飼っている。こいつが全く俺になついてない、たまに実家に帰ると俺の横でいつまでもワンワンワンワン吠え続けている、叱ろうが叩こうが関係ない、ちょいと離れて吠え続ける。

ある時、実家に泊まり昼過ぎまで俺が寝ているとピンポーンと玄関のチャイムが鳴った・・再びピンポーン・・んっ?誰も出てる様子がない、仕様がないので起き上がり寝ぼけながら玄関を開けると郵便屋さんが立っていました。
「書留です!サインをここに」
「アー、はいはい」
ボーっとした頭で、目ヤニだらけの顔でサインしていると足下を茶色い影がさっと通り過ぎました、あっ!ウランです、曲がり角で立ち止まりこっちを見ています。
この時点では、なぁ~に問題ないすぐ捕まえられるさと思っていました、それが間違いと気づくのに時間はかかりませんでした。
人間様の力を見せてやると俺は奴を捕らえるべく猛然とダッシュしました。

もう15分ぐらい歩いています、寝起きだったのでTシャツ、短パン姿です。あ~タバコ吸いたいな、温かいコーヒー飲みたいな。時期は3月上旬です、まだ肌寒くだんだん凍えてきました、ポケットには財布もタバコもありません。
奴は俺が走ると走り、歩くと歩くので距離が全く近づきません。そんな短い足で早くは走れないと思っていたので始めは走って追いかけていました、しかし直ぐに俺は疲れて歩き始めました。
鼻歌を歌いながら近づいてももちろん意味はありません。
知らない道やコンビニが有ったりして、実家の周りも変わってるんだなぁと感慨に耽ってる間に完全に見失いました。敗北です。

その後、親父の知り合いのおっさんが「ウランちゃん、迷子になってたよ。呼んだらすぐ来たよ」と抱いて家に連れて来てくれました。

aoyama