yuu君も何度か取り上げてますが梶の話です。昔バイト先で休憩時間に男連中と「明日のジョー」「巨人の星」「空手バカ一代」など梶原一騎の話をして盛り上がっていると「愛と誠はどう?」グイッと話に入って来た女がいた。
「はぁ?愛と誠ねぇ、恋愛ものでしょ、映画では西城秀樹が主演の・・・暑苦しいんでしょ。読んでないよ。面白いの?」その場にいた男連中はみんなそんな感じでした。

翌日「はい、これ!読んで!」と「愛と誠」全巻持って来た!全部で15巻ぐらいあったと思う!そしてその日から回し読みが始まった。その間の会話は「影の大番長って?」「影の校長って?」「やっぱ岩清水って早乙女の為に死ぬんかなぁ?」「いざとなったら小便ちびるのやないか」などが何度も繰り返された。泥臭さの固まりにみんな夢中でした。

僕の梶の先生はこの女と、インパスターズ、そして第三の男に続きます。

第三の先生は梶原一騎原案?の映画を次から次へ「地上最大のカラテ」「格闘技世界一」「格闘技オリンピック」「マッハ78」「最強最後のカラテ」と三協映画ばかり貸してくれました。
映画の中、審査員席に座る一騎はまるで893そのものです。


aoyama