わたしは、ザ・男、チャールズ・ブロンソンが好きだ。よって、77年の「ホワイト・バッファロー」もまた好ましい。インディアン討伐で名を馳せたワイルド・ビル・ヒコック(ブロンソン)とスー族の酋長クレイジーホース(ウィル・サンプソン)との男臭い、つまりマンダム臭い物語!西部劇と怪獣映画をミックスさせ、実在の人物を絡ませるというこの映画、陸上版「白鯨」といったとこだろうか。ハリボテ丸出しの白牛くん現る、以外はすばらしい作品である。
 バッファローで思い出したが、我々の最近出来た曲に「バッファロー」(仮名)というのがある。荒れ狂う野牛のごときグルーブ、よって仮名ではあるがこの名がついた!わたしはこの曲の演奏のとき、上記の映画の白野牛突撃のシーンを思い浮かべながらドラムを叩く!なによりも、その思いついた場面場面、つまりシチュエイションを大事にするわたしには、当然のことだっ!でも、5回に1回ぐらいかな。
 その他にもシチュエイションを大事にする事がある!以前買った007のロゴ入りひげ剃り!これでひげを剃るときは、あたまのなかで「ロシアより愛をこめて」が奏でている。でも、一月に1回ぐらいかな。ときたま「女王陛下の007」が奏でている。でも、半年に1回ぐらいかな。
 自慢のバイクに股がるとき!サクソンの「モーターサイクルマン」が奏でている!でも、ここ十年で2.3回ぐらいかな。ときたまジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードが登場する!これは残念、1回もない!あららっ!ぜんぜんシチュエイションを大事にしちょらんね!ごめんなすって!!!でも、この決め台詞、毎回「木枯らし紋次郎」(中村敦夫)を思い浮かべる!!!あらためて、ごめんなすって!!!

Kenzzi
 
ホワイト・バッファロー