わたしは宇宙人襲来もののSF映画が好きだ。よって、50年代60年代に大量生産されたB級SF映画とよばれるものたちもまた好ましい。その星の数ほどのなかに、54年制作の「宇宙からの暗殺者」(原題Killers from Space)というのがある。アストロン・デルタ星人(いかす名の惑星だ)が、放射能で巨大化させたバッタやクモを使い、地球を侵略しようとする、という物語!地球人マーティンを誘拐洗脳し、軍の機密資料を盗もうと企てる星人!しかし未遂におわり、軍によって自白剤で洗脳直前の光景を思い出すマーティン!そこには、手術台にのせられた自分、そして、黒タイツにゲジゲジ眉毛、そして、ピンポン玉のような、いやっ、明らかにピンポン玉の目玉の男たち!!!おどろいたマーティンは星人以上の目玉をむきだしたとか、むきださなかったとか。

「ポスターはなかなかのいかす出来!」
Killers from Space
「これがそのアストロン・デルタ星人!なるほどピンポン玉が半分に割られ、マジックで黒目を描いて、って、なめとんのんかぁ!!!」
ピンポン玉宇宙人

 それにしても、そんなに予算がなかったのか。もちろん、昆虫軍団襲撃シーンがしょぼいことこの上ないのは、言うまでもない!しかし、なんだか憎めない、愛着がわく必殺ピンポン目玉君!だから、B級SF映画はわたしを魅了して止まない!これからもがんばれピンポン玉宇宙人!そして、がんばれ福原愛(ピンポンだけに、なんだか連想しただけ)!!!
 まだまだ素敵な低予算SF映画があるはずっ!わたしはこれからも、それらを愛し続けるのだっ!ごめんなすって!!!
Kenzzi