土曜日(5月3日)に下北沢に映画を観に行ってきた。ショーケン・萩原健一主演の「雨のアムステルダム」。今シネマアートン下北沢という映画館で「ショーケンが好きだ!」という特集をやっていて、その中の一本だ。
シネマアートン下北沢には初めて入ったのだが、いかにもシモキタって感じの70年代っぽい文化の香りがする(ATGの映画の中にでも出てきそうな)空間だった。座席数は50位だったかな、9割の入りだった。みんなショーケン好きなんだろうな。その日は雨が降っていて「雨の下北沢」だった。
で、「雨のアムステルダム」は、ショーケン、岸恵子、三国連太郎と「約束」のキャストが再び揃って、フランス映画っぽい湿り気とムードのあるラブ・サスペンスだ。井上堯之の音楽もそれっぽくて、ゲンズブールを思い出した。1975年の作品ということは・・・ショーケンは25歳か。若いな~。
監督の蔵原惟繕が日活時代に撮った「狂熱の季節」は大好きだ。まさにアナーキー・JAZZチンピラ・ムービー!ウホッ!川地民夫イカス!!郷 鍈治イカス!!
話がそれたが今回の上映はニュープリントらしく、奥行き感があってよかった。この作品、今までに1回しか観た事がなくて今回観るのは2度目だったのだが、編集が雑というか乱暴な感じがして、リズムがモッチャリしていた。だけど雰囲気が粋で、何かワカランけど引き込まれたな。そしてやっぱりショーケン!ショーケン!ショーケン!カッチョイイぜ!!!

映画を観終わった後、雨あがりの(映画館にある)テラスでバーボンを一杯呑った。気分がよかった。

「青春の蹉跌」が観たくなってきたぞ!!


KOU