わたしは「アイアンキング」「レッドバロン」等を排出している宣弘社の特撮作品が好きだ。よって、その初期の代表作である「シルバー仮面」もまた好ましい。父の開発した光子ロケットの謎を解くため、孤独な旅を続ける春日兄弟。この重厚なSF作品をさらに極上なものにしてくれているのが森山周一郎氏のナレーションである。刑事コジャックでもおなじみの氏の声、野太く、重低音、ほどよいしゃがれ、まさにザ・男!
 先週からはじまった東京12チャンネル(現TV東京)で放送のアニメ「ゴルゴ13」を観てみた。ゴルゴの声役の舘ひろし氏、なかなかよかったがちょっと甘くてクール、ちとイメージとちがう。83年に映画化されたときは瑳川哲朗氏(「大江戸捜査網」井坂十蔵役)だった。武士デューク・トウゴウ感がしてこれまたちとイメージとちがう。しかし、上記の森山氏も含めみなさん魅力あるセクシー・ボイスである!
 熱心な我々の聴者なればご存知だと思うが、アルバムの宣伝セリフの声、若輩ものなれどわたしがやらせていただきました。手っ取り早く身内から、発音がいい(?)、鼻でかい(コーカソイド並)ので低い声が出る、などの諸条件により白羽の矢がたったのだ。次回のナレーションは、んーーー、藤岡弘、風にでもするかぁ!!!
 あっ、このコーカソイド鼻のドラマー、「このバンドのドラム、外人かぁ?」ってまた言われてたそうです!ごめんなすって!!!
Kenzzi