「ライバルは沢田研二だけ」と萩原健一が"ショーケン"の中で書いてたので久しぶりにジュリー主演、三池崇史監督の「カタクリ家の幸福」という映画を観た。
「殺し屋1」「漂流街」「スキヤキウエスタンジャンゴ」「デッドオアアライブ」と三池の映画は好きな作品が多いけどダントツに好きなのは「カタクリ家の幸福」です。
オープニングのダークなクレイアニメもヤン・シュワンクマイエルみたいでぶっ飛んでるし、共演の丹波哲郎は音程と音量(声を大っきくする、高くなる)の区別がつかないし、武田真治はやけにキレのいいダンスとハキハキした台詞まわしが気になるし、忌野清志郎の役は在日イギリス兵のリチャード佐川だし、西田尚美はピンクハウスみたいな服をずっと着てるし、松坂慶子は若い頃よりかわいらしくなってるしと盛りだくさんです、あっ、これリストラされたサラリーマンがペンション経営する。ミュージカルです、劇団四季CATSみたいな。
さて、ミュージカルといえば「ウエストサイドストーリー」「シェルブールの雨傘」「キングライオン」「カタクリ家の幸福」など色々ありますが、一番はフランキー堺の「君も出世が出来る」がやっぱりだね!
aoyama