<宅建条文音読>抵当権(根抵当)第398条 | 条文サプリ 耳からinput

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3 前2項の場合には、根抵当権設定者は、担保すべき元本の確定を請求することができる。ただし、前項の場合において、その債務者が根抵当権設定者であるときは、この限りでない。

 

4 前項の規定による請求があったときは、担保すべき元本は、合併の時に確定したものとみなす。

 

5 第3項の規定による請求は、根抵当権設定者が合併のあったことを知った日から2週間を経過したときは、することができない。合併の日から1箇月を経過したときも、同様とする

 

(根抵当権者又は債務者の会社分割)第398条の10

元本の確定前に根抵当権者を分割をする会社とする分割があった時は、根抵当権は、分割の時に存する債券のほか、分割をした会社及び分割により設立された会社又は当該分割をした会社がその事業に関して有する権利義務の全部または一部を当該会社から承継した会社が分割後に取得する債権を担保する。

 

2 元本の確定前にその債務者を分割をする会社とする分割があった時は、根抵当権は、分割の時に存する債務のほか、分割をした会社及び分割により設立された会社又は当該分割をした会社がその事業に関して有する権利義務の全部または一部を当該会社から承継した会社が分割後に負担する債務を担保する。

 

3 前条第3項から第5項までの規定は、前2項の場合について準用する。

 

(根抵当権の処分)第398条の11

元本の確定前においては、根抵当権者は、第376条第1項の規定による根抵当権の処分をすることができない。ただし、その根抵当権を他の債権の担保とすることを妨げない。

 

2 第377条第2項の規定は、前項ただし書の場合において元本の確定前にした弁済については、適用しない。

 

(根抵当権の譲渡)第398条の12

元本の確定前においては、根抵当権者は、根抵当権設定者の承諾を得て、その根抵当権を譲り渡すことができる。