あるときに事業を始めたけど、上手くいかないと言っていた若い人が

 

「この仕事が自転車を漕いで上手くいくなら、僕は誰よりも一生懸命漕ぎますが、努力の方向性そのものがわからないから悩んでいます。」

 

という話をしていた。

 

真面目な人にありがちなビジネスの誤解はこういうところにあるような気がする。

 

「これだけ汗かいたんだから報われて当然だと思う。」

 

というような認識。

 

頑張っている姿を美しく思うのは僕も同感だし、ロッキーのトレーニングシーンを見たらやる気になるのは多くの中年男性と同じだ(笑)



しかし、現実は違う。

 

きっとビジネスを軌道に乗せるまでは、圧倒的な努力に裏打ちされた行動量は必要なのは確かだが、ここで2つの問題がある。

 

・1つは努力の方向性と行動の中身がとんちんかんだと結果は永遠にでない。

 

・もう1つは戦略と運気がないと結果につながらない。

 

努力の方向性と行動の中身は、わかりやすい。

 

ビジネス本やセミナーに一生懸命に参加して勉強ばかりしても、実際に営業したり、モノづくりをしないとお金は入ってこない。

 

この前、10年ぶりにばったり会った友人が8年かけて司法試験に合格して、事務所を出して独立したけど、肝心な集客をどうするかを完全に忘れていたと言っていた。

 

資格を取ることが目標になっていて、その資格を活用してビジネスを展開するという大命題を忘れてしまったという感じだけど、意外と笑えない。

 

それなら、集客のスキームを組み立てて、資格をもった士業の方を採用したほうが結果はよっぽど良いかもしれない。

 

もう1つの戦略と運気がなかなか難しいところだ。

 

戦略は時代背景もあって、タイムリーに当たるビジネスを生業にするだけでも、かなりのアドバンテージがあり、それに至ることができる“運気”を持ちあわせているかというのが結果を大きく左右する。

 

どういった人に出会うか?というのも、運ともいえる。

 

ライフサイクルの中でバイオリズムが良かったり悪かったりが誰しもあると思うけど、少なくとも、良いときにすべてのリソースを注入できるような準備を常にするべきだし、よく耳にする

 

「成功するまでやめない」

 

という姿勢は、否が応でも、そのバイオリズムの波に乗るための基本姿勢といってもイイと思う。

 

まあ、むかしの演歌歌手のように売れるまで「苦節〇〇年!」とか経験したくもないけど、苦労もまた成功した後の持続力にもプラスになるから、その経験と思って頑張って苦難を味わうぐらいの気概で臨めば、気づいたら、起業したときに理想と思った自分を手に入れることができるのではないだろうか。

 

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