日本で売られているクルマは95%以上がAT車です。それでも年々、その比率は上がってきており、限りなく100%に近づいてきています。これは世界的な傾向かと言えばそうではなくて、西欧ではAT車率は20%程度です。

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以前はMT車の方が低燃費ということで、その人気が高かったという要素もあったのですが、ATの技術も向上し、徐々にその差は縮まってきています。例えばトヨタ・カローラセダンを見てみると、MT車とAT車の燃費差は1990年式で19.5%、2002年式では7.8%です。最新の型式ではもっとその差は縮まっていると思います。

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西欧では、AT車に対する認識が日本と大きく異なります。AT車は「無駄な維持費や修理費がかかるもの」、「病気や体の不自由な人が乗るもの」、「運転の下手な人が乗るもの」という解釈があるようです。旅先でレンタカーを借りる際に、AT車を指定すると受付で馬鹿にするようなこともあると聞きます。

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日本と違い、渋滞が少なく、運転が上手い人が多い西欧では、自然とMT車を選択する人が増えてくるのかもしれません。やはりMT車はシフトチェンジとクラッチの動作があるので、渋滞時はもちろん、車庫入れ、坂道発進など面倒に感じる人が多いようですね。さらに、日本ではAT車限定の運転免許を持つ人の比率も上がっていますし、メーカーがMT車を設定しない車種を増やしているというのも影響があるかと思います。

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いまや日本のメーカーはMTへの投資はほとんど行っていませんが、ATの開発には莫大な投資を行っており、ATはどんどん良くなりつつあります。率直に言ってATの方が、MTより機械的に進化していますので、これはクルマの進化の歴史の上で、自然なことなのかもしれません。

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そんな中で敢えて今、MT車を選ぶ人は、エンジンの特性をより活かす、エンジンを楽しむなどの理由で選ばれます。AT車だと、ギアの選択が機械任せなので、ドライバーはエンジン回転を自由にできません。しかし、MTなら任意のギアを選んで、エンジンの回転を任意にコントロールできます。つまり、ドライバーはそのクルマのエンジンの特性を活かした運転を楽しむことができるわけです。そうするとMT車を選ぶのも、エンジン次第…とも言えます。

▼BMW 135iクーペ Mスポーツ(6MT)
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では、どんなエンジンならMTがいいのでしょうか。例えばBMWはMT車を選ぶのもいいと思います。

BMWのエンジンはMTで乗ってこそ、その軽快なる味わいを楽しめると思いますが、残念なことに現在、日本で選べるMTのBMWは2.0L・4気筒DOHCを載せた320i、320iクーペ、3.0L直列6気筒DOHCを載せた130i、3.0L直列6気筒DOHCツインターボを載せた135iクーペ、4.0L・V型8気筒DOHCを載せたM3セダン&クーペに限られています。BMWの真骨頂であるストレート6の載るシリーズは、130iと135iクーペだけになっています。惜しいですよね。もちろんドイツ本国仕様では、5シリーズや7シリーズでもMT設定があるのですが…。

▼BMW 130i Mスポーツ
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日本では、特に輸入車はAT車でないと売れない…という事情もあろうかと思いますが、それにしても惜しいことです。どうしてもドイツ本国仕様のMT車を手に入れようと思えば、並行輸入という選択肢もあります。

ken






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