たとえば、軽自動車と高級車でしたら、事故になった場合は高級車の方が部品代や修理代など色々と高くつきますので、その分保険料も高く設定されています。

この修理代が高くなりそうな高級な車と、そうでない車はどうやって分類しているのでしょうか?

これは過去にどんな車種が、どの程度の頻度・規模で交通事故を起こし、その際に保険会社がどの程度の保険金を支払ったのかなどを考慮し、車種を9クラスに分類した車両料率クラスというものを元に判断しています。

この車両料率クラスは1年ごとに見直されることになっています。

つまり、簡単に言うと交通事故を起こしやすい車(スポーツカー等)や、修理費が高くつくような車(高級外車等)は高い保険料を支払う必要があって、事故を起こしにくい車や修理費が安く済む車(軽自動車やファミリーセダン)は安い保険料で済むと言うわけです。

車両保険の料率クラスの一例を挙げると、たとえば下記のような具合です。

車両クラス:1 車両料率:1.0
・スズキ・ジムニー1.3
・MCC・スマートフォーツー

失敗しない輸入中古車選び
画像はMCC・スマートフォーツー

車両クラス:2 車両料率:1.2
・トヨタ・ヴィッツ1.3
・日産・セレナ2.0
・ルノー・カングー1.4
・フォルクスワーゲン・ポロ

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画像はルノー・カングー

車両クラス:3 車両料率:1.4
・マツダ・デミオ1.3
・トヨタ・WillVi1.3
・フォルクスワーゲン・ゴルフ
・BMWミニ・ミニクーパー
・メルセデスベンツ・C200

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画像はメルセデスベンツC200

車両クラス:4 車両料率:1.7
・三菱・アウトレック20V
・トヨタ・カルディナ2.0
・フィアット・プント1.2
・フォルクスワーゲン・ニュービートル
・アウディ・A4
・BMW・X5 4.4i
・メルセデスベンツ・A160

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画像はBMW・X5

車両クラス:5 車両料率:2.0
・ホンダ・オデッセイ3.0
・BMW・318ti
・アルファロメオ・アルファ147 2.0
・シトロエン・C5 2.0
・プジョー・206

失敗しない輸入中古車選び
画像はシトロエンC5

車両クラス:6 車両料率:2.5
・トヨタ・MR-S
・マツダ・ユーノスロードスター
・ボルボ・V70 2.4
・BMW・Z4

失敗しない輸入中古車選び
画像はBMW・Z4

車両クラス:7 車両料率:3.0
・ポルシェ・ボクスター
・トヨタ・ソアラ430SCV
・ジャガー・Sタイプ
・アウディ・TT 3.2
・BMW・525i
・メルセデスベンツ・E320

失敗しない輸入中古車選び
画像はジャガーSタイプ

車両クラス:8 車両料率:3.6
・三菱・ランサーエボリューションGSR
・ランボルギーニ・ムルシエラゴ
・ロールスロイス・ファントム
・アストンマーチン・DB7
・ランドローバー・レンジローバー
・メルセデスベンツ・S350

失敗しない輸入中古車選び
画像はランボルギーニ・ムルシエラゴ

車両クラス:9 車両料率:4.1
・マツダ・RX-7
・ホンダ・NSX
・日産・スカイラインGT-R
・トヨタ・アリスト
・フェラーリ・F355
・マセラティ・3200GT
・ロータス・エリーゼ

失敗しない輸入中古車選び
画像はマセラティ3200GT

輸入車が話題の会話では「保険が高そう」という声が聞こえてくることも多いのですが、実は、これも輸入車にまつわる誤解のひとつです。

自動車保険には、自賠責保険と任意保険があることは、ご存知かと思います。自賠責は、強制保険とも呼ばれて加入が義務づけられています。これは、車検時に収める必要があります。しかし、保険料金自体は、輸入車も国産車も同じです。

それなのに、なぜ輸入車の保険料が高いと思われているかといえば、任意保険の「車両保険」に起因していることも考えられます。

一般に、高そうなクルマ=輸入車=保険料も高そう、と連鎖的に考えてしまいますよね。また、国産車でも高級車になるほど保険料も高いと思われています。ところが、実際には、上記のように車両保険料は「車両価格」と「車両料率クラス」によって違ってきます。

クルマの大きさはもちろん、輸入車も国産車も、新車も中古車もなくて、クルマの価値で保険料を定めています。いちばん安い料率クラス「1」に対して「9」の保険料は約4倍なので、同じ条件でも、3万円で済むかと思えば、12万円になることもあります。

つまり、輸入車と国産車を比べると、国産車のほうが高い場合もあるということです。ランボルギーニ・ムルシエラゴよりもトヨタ・アリストの方が料率は上になります。輸入車の保険料は高いというウワサどころか、欲しい国産車の保険料を聞いてビックリ、という事態が起こることも事実なのです。