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今年のお正月は、佐世保に帰って、高校の陸上部の新年会に参加し、翌日は、中学の陸上部仲間と陸上部の恩師のところへ新年のご挨拶に行って来ました。
私にとってこの浦川諭先生は人生の大恩人です。

浦川先生は、厳しい陸上部の監督指導で有名で、私が入部した時には、全国大会レベルの選手が数人いて、部員も80名を抱える実力のある部でした。

私は小学校では、足が速い方でしたが、花中陸上部に入部した時中学一年生の春には、速い選手がたくさんいて、補欠にしかなれませんでした。

新入生の中からリレーメンバーに選ばれた4名には、新しいスパイクが支給され、その他は、ダンボールに入った無数の先輩方の使い古しのスパイクの中から自分の足に合うスパイクを探し出してはくように言われました。私に合うのはスルメのように干からびたスパイクしかありませんでした。

そんな折、先生は、チャンスをくれました。それは、全国レベルの夏休みの強化合宿に自費で参加してみないかと言うのです。

諫早で開かれたその合宿は、全国レベルのジュニア強化合宿で、九州沖縄地区の全国レベルの選手が招待され、花中陸上部からは、三人参加予定でしたが、補欠レベルは私だけ。
他の部員も私もなぜ?と思わざるを得ませんでした。

母に相談すると大変な中、費用を出してくれるという事で、参加することにしました。

この浦川先生のくれたチャンスが、その後の私の人生を変えてくれました。