今日は、オールオンフォーのオペです。当院では、なるべくオペの回数は少なく、なるべく早く噛めるようにするというのに取り組んでいます。
ドクターにも慎重派と積極派がいます。
私は準備は慎重に、しかし患者さんのQOLクオリティオブライフの確保には積極派です。
未だにインプラントを入れたその日から噛めるようにする即時荷重について否定的、もしくは自分はしないという先生も多いですが、私は、なるべく一刻も早く噛めるようにしてあげたいという気持ちが、勝ってしまいます。

もちろん成功率98パーセント以上という文献的エビデンスと当院の成績(オールオンフォーのみで350症例成功率98%に裏打ちされております。

しかし、何を大切にするのかという考え方が、重要だと思います。自分達の安心安全のために患者様のQOLを犠牲にしないよう努力しています。

なぜなら、私が、私の家族が、そうしてもらいたいから。特に医療の分野では。

新しい技術には、意識の改革と技術の習得が必要です。柔軟な心と、技術の獲得、習熟、熟練をもって、患者様の幸せを追求していきたいと思います。

オペの準備は、朝から全身状態の確認、口腔内のクリーニング、静脈内鎮静法、ドレーピングと、結構時間がかかります。オペ待ちの時間でした。
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関係ありませんが、同窓の九州大学の中村哲医師が、頑張っておられるので、寄付しております。