JTが満を持して世に問うた初代PloomTECHですが、結果から申し上げると世の喫煙者の心を鷲掴みにすることはでけんと、まんまとiCOSに非燃焼系煙草のシェア握られてもたんです。

まあ、さまざまな問題点があったのですが、いっちゃん致命的なんは、

「こんなん、煙草と違うワ」

ちゅうことに尽きまっしゃろに。

そらそうでっせ。

ぶっちゃけPloomTECHは、我が国では許されとらん、VAPEでのニコチン摂取をば、法に触れんように実現した画期的なコンセプトなんですが、そもそもVAPEの成り立ちと現状を知らん一般喫煙者に、これを煙草と思えっちゅうのが土台無理なんですワ。

ただ、唯一もとよりのVAPE好きからは注目され、さんざっぱらおもちゃにされたんですナ。

まず、互換バッテリーが世に溢れました。ほんアホみたいな単純構造なので、パチモンが簡単に作れます。

PloomTECHバッテリーは、50回吸引するとランプがチーカチーカ点滅して、煙草カプセル交換時期を知らせてくれる機能がついてますが、それもちゃんと真似こしたパチモンがあったりします。

それが、純正PloomTECHバッテリーの半額以下で発売されたモンでやっさかい、みなそっちを購入して、煙草カプセルカートリッジセットだけ使うようになったです。

その次のステップとしては、互換アトマイザーの登場ですナ。

PloomTECHバッテリーとぴったりフィットする、リキッド充填可能なアトマイザーです。


PloomTECHバッテリーに装着できるような、ちんこいアトマイザーですので、湯気の量や味は期待できまへん。いきおいニコチンリキッド吸入器として使うことになります。

ワタイの影響を受けて電子煙草愛好家となりし職場のH氏なんぞ、最終的には互換バッテリーに互換アトマイザーつけて、ニコリキチューチューしてましたので、もうこうなると、PloomTECHの面影すらおまへんワ。

第三ステップとして登場したのは、煙草カプセルアタッチメントつきマウスピースです。

これは、このように、ホンマモンのVAPEにくっつけて使用します。


めちゃめちゃ湯気も、リキッドの味も出て嬉しかるかるなんですけども、じきに煙草カプセルの味がせんようになるのが欠点です。

また、前出の互換アトマイザーに、煙草カプセルが装着できるやつも出てきました。


どうでやす。このカオスっぷり。

ほんで結果、こないなことになるワケです。

使われることなく打ち捨てられた、純正カートリッジの山や。

 

 

どうしたらええのこれ。ほかすのも勿体ない気がするし。

ちゅうことで、好事家の手によって、あんじょう慰みものにされた初代PloomTECHでしたが、

 

PloomTECH+はどうなったのでっしゃろか。

 

次回に続く。

 

登校日やったんです。

午後一時過ぎに出かけて、三十分ほどで戻ってきよりましたが、どうやら学校側は、週明けの十八日から授業を再開する目算立てとうみたいでっせ。

ただし、まだはっきりとはしてまへいでからに、おそらく今週末にもっぺん連絡があるみたいですけど。

ちょっと怖さもありますけれど、まあええのんとちゃいます?

ホンマ、ええ加減にしやんとあかんワ。

やっぱ、学生の本分は勉学やさかいね。

娘も、こたびの長期休校で、ガッコのありがたみが身に染みたのとちゃいまっか。

無論ワタイもそうや。

しゃあかて、教科書の問題見せられても、カイモク分からんねん。特に数学とか理科とか。親の威厳もクソも、あったもんやあらへんデ。

「こっほぉん。こっほほほぉん。ええかよう聞け娘よドーターよ」

「なんだよ頼んないオヤジ。臭いからそれ以上近づくなっつーの」

「なにおぅこのガキゃ。しかしながら、ソーシャル・ディス・タンテキは大事やさかいナ。今回だけはその物言い、不問に処そ。

おまん、陣内智則の『卒業式』ちゅうネタしっとうやろ。昔テキが好きで、ユーチューブ観まくってたさかいな」

「知ってる。けどもう興味ない」

「あのネタの中に、変な中学校の校歌が出てきよるやろ」

『正岡子規は、横向いてる』ってやつ?」

「よう覚えてけつかる。さすがに若いだけあって抜群の記憶力やのぃ」

 

「オヤジとは違うから」


「せや。ワイなんかボチボチ、ボケが始まって……。なにおぅ。誰がボケ始めてんねや!?」

 

「…………」

 

「だだスベりや。ワシが芸人やったら、廃業を視野に入れんなんぐらいスベっとうやん。まあええ。これはワシが勝手にひとりボケつっこみしただけやさかい。今回だけはその物言い、不問に処そ。

そこに『サイン・コサインいつ使うん』ちゅうフレーズが出てきくさるやろがい。あれはホンマのこっちゃど。数学なんぞ、まず普通のオトナにはひっちょないのや。四則演算ができりゃ御の字じゃ。それよりも、プログラミングおせたろかプログラミング。おまんが社会に出るころには、プログラミングが必須のスキルになっとうデしかし」

「オヤジには習いたくない。絶対無理! じゃ。忙しいから」

「おんどりゃぁ! ハナシの途中やど。シューっとどこいくねん。ちょっと待って。なあ。おとんひとりにしやんといて。ネズミに引かれるぅ!」

 

食料品及び洗濯洗剤など消耗品を買い求めんと繁華街に出向きましたところ、まあそれなりに人々が往来されてましてかつ、飲食など小規模サービス業のお店が八割がた営業されてました。

西洋中世における著名な風刺小説の主人公名を冠した、かの総合ディスカウントショップ(回りくどい)も、どえらい人出で。


一瞬、外出自粛規制が解除になったんかいなと思いましたデ。

しかしあれです。

無理もおまへんワ。

御上なんぞ、ちょっとも助けてくれへんさかいね。

「もうええと。このまま御上のゆいなりになって店閉めとったら、こっちゃクビ括らんなんぞと。一刻の猶予もならんぞと。もうどうでもええぞと。店開けたるぞと! え? お隣の散髪屋のたいしょ。お宅もでっかいな。開けまひょ開けまひょ。みいんなで開けたら怖いことおまへんワ。一店舗だけ開けとったら、ネットリンチ食らう可能性あるけど、いっせえのせで開けたら、テキら、どこ叩いてええか分からんようになるデ。ああオモロ」

ちゅうことになったんでしょうナア。

はっきり言うて、飽きてきたしね。

ワタイら民間人が外出を控えたところで、ホンマに感染拡大に歯止めがかかるのか分からんし。

感染者が周りにいてへんかった場合、なんの意味もないやんせやかて。

有名人なんかが口をそろえて、『#StayHome』ちゅうてますけど、みんなうすうす、「ホンマに意味あんのこれ」と疑問を抱き始めたちゅうことでっしゃろに。

けどそないゆうてて、しっかりマスクつけてウイルスシャッター首からぶら下げて、外出から帰ったらうがい手洗いアルコール消毒は欠かさんワタイがここにおるワケです。

聞けば、何日間も感染者が出やんさかい、ぼちぼち外出自粛規制が段階的に解除しょうかちゅう都道府県もあるそうですし、ワタイの住んでおります東京都でも、日に日に感染者が減ってきとうみたいですし、お互い、もう少し我慢したほうがよさげでんナ。

 

「こらおまえ。ヴェポライザーかVAPE、ただちにどっちかひとつやめんと、いっぺん殺すど!」

ちゅうて、強面な広域指定暴力団組員風の男に脅された場合、ワタイは迷わず、

「VAPEやめます。なので、いっぺん殺さんといてください」

と答えまっしゃろうナア。

やっぱあんた。

ヴェポライザーとVAPE、どっちがホンモンの煙草に近い満足感を得られるかちゅうたらね、ヴェポライザーですワ。

ぶっちゃけ、煙草葉を燃やかすか、蒸し上げるかの違いだけでやっさかい。

まあ、この違いが大きいんですけども。

ヴェポライザーは、元々医療用として誕生したモンでね。例のあれ、よくゆや『医療用葉っぱ』ぶっちゃけたところ『大〇』を蒸す機器やったです。

『〇麻』かてつまるところ煙草と同じ葉やんしかし。燃やせば一酸化炭素やタールやみなの有害な物質が、薬効成分よかぎょうさん体内に流れ込むで。こないに本末転倒なことあるやろか」

ちゅうことで、ヴェポライザーが開発されたんですナ。

「そんなもんあんた、そんなんあんた。そんなええモン、ボクらも使いたいわ」

ちゅうて、『カ〇ナ〇スの葉』愛好家の個人が使えるよう、ダウンサイジングされるちゅう過程があって、

「そんなもんあんた、そんなんあんた。『〇ン〇ビ〇の葉』蒸せるんやったら、煙草葉かて蒸せまっしゃろがい」

ちゅうて、ええように進化して、ヴェポライザー本体で儲けるのではなく、紙巻煙草とおんなじカッコした、専用のスティックをリピートさせるようビジネス化したのが、iCOSgloPloomSなワケやね。

「ちょっと待って。確か今日はPloomTECH+の吸い心地を書いてくれるんやなかったけ?」

そうです。

でもその前に、ヴェポライザーとVAPE。どっちがどうかをはっきりさせとかんなん思いましてナ。

VAPEちゅうのは、煙草の代用品、煙草のシミュレーター、禁煙補助用具。まあ呼びようはいろいろありますけど、間違いなく『煙草とは違う』モンです。

今を去ることそうでんなあ。十五年も前になりまっしゃろか。『電子タバコ』ちゅうのが登場して、ちょっとしたブームになったことあったんです。

覚えてはる?

煙草と同じような太さ長さで、いっちょまえにバッテリー部とカートリッジ部が分かれていて、吸うとほのかなメンソールの味がしたりして、申し訳程度に湯気がモワモワとでてきて、無理くり自己韜晦すれば、煙草を吸ってるような錯覚に陥ることができるアイテムですナ。

ウチのかかあがね、禁煙したくて嬉しそうに買うてきた記憶あります。そのおりには、ワタイなんぞはちょっとも興味を持たんかったんですけど。

けどじきに、湯気が出んようになったり、メンソールの味がせえへんようになったり、バッテリーが上がったりして、すっかり飽きてしもて、結局押し入れに仕舞い込まれましたワ。

そんなモンが、五千円とか一万円してたんです。

一年半ほど前に引っ越ししたおり、かかあの荷物を整理してますと、その電子・たばテキがひょっこり出てまいりまして、ワタイなんぞは「これは歴史的価値のある一品じゃ」ちゅうて狂喜乱舞したんですが、残念ながらすでにバッテリーが充電できやんくなってましたので、泣く泣くほかしましてんけどね。

こなして、煙草葉の代わりにグリセリン溶液を熱して気化させる電子タバコちゅう存在がありますよと。このこと覚えといてや。

そしてもう一方で、これも知る人ぞ知る存在なんですけど、JTが『ゼロスタイル』ちゅうのを販売してたんです。今でもひっそりと販売は続いてますけども、こりゃなんぞやちゅうと、いわゆる『禁煙パイポ』に煙草葉のぎっしり詰まったカプセルをくっつけ、ちょっとでも煙草を吸うたこんころもちになってもらおちゅう、極めて中途半端な製品です。

この『ゼロスタイル』のコンセプトと電子タバコが合体したのが初代PloomTECHで、こたびのPloomTECH+はその後継機ちゅうことになりまんの。

と。ここまで書いてきて、あんじょう疲れてしもたので、次回へと続くんですナ。
 

煙草系アイテムのこと書いてみよかなと思うワケやね。

これなんですけどね。



「なんじゃこりゃ。写真がピンボケやけど、PloomTECH+やないかぁい。こんなん、一年以上も前に発売されとうがナ。今頃なに持ち出してきとうねん!」

そうなんですけども、手に入れたのはつい二ヶ月ほど前なんですナ。

ぶっちゃけこんなん、わざわざ銭出して買う気にならんかったんですけど、なんと、日本たばこ産業ファン倶楽部の会員限定で、モニター募集しとったんや。


アンケートにちょちょいと答えたら、本体そのままさっしゃげますちゅう、太っ・パラテキキャンペーンやってましたんで、迷わず応募したんです。

ほんなら、こんなん届きよったんです。



本体と、ええっと、なんて呼ぶの。『煙草カプセル・カートリッジセット』でええんかな。それがなんと六箱。

内訳は、ゴールドロースト三箱。

 

へてから、ゴールドクリアミント三箱。

 

さらにあんた、マウスピースつきちゅう大盤振る舞い。


今回のこのモニターキット以外にも、おりにふれて『煙草カプセル・カートリッジセット』のサンプルや、ファミリーマート限定引換券送ってきてくれますので、自腹で買うたことおまへん。

アイコスにやらっれっぱなしの現状をなんとかせむと、もうヤケクソになってんのとちゃんまっかナ。

ちゅうことで次回は、実際吸入した感想はどないなモンか、お知らせしたい思うてますの。
 

「相変わらず、写真撮るのヘタクソやのう」

 

えろすんまへん。