青焼きが出るらしいでっせ。

「青焼きてなに?」

別に、質問の文字色まで青にせいでええねん。

青焼きちゅうのはな、出版業界用語では、オフセット印刷用のフィルムから複写した校正用原稿のことなんです。

これで間違いがなけりゃあ、そのまましゅーっと印刷、製本ちゅうことになるワケやな。

昔ようあった、青の濃淡でみなやってまうジアゾ式複写のこととちゃいまっせ。

そういやあんた、ワタイがまだ青雲の志を胸に秘めたCOBOLプログラマーやったおりは、仕様書青焼きでもろうてましたっけ。

焼きたてホヤホヤのやつは、まだほんのりぬくいし、悪る悪うじとーっと湿ってましたナ、青テキ。

そのおりはまだワープロかて普及してませんでしたさかいね。仕様書やみな、ぜえんぶ手書きですわ。

図形なんぞもテンプレート定規使うて、シコシコ手で書いてましたんやデ。

あのおりゃ懐かしいけど、もっぺんせえ言われたかて、ようせんわあんな辛気臭いこと。

んなこたどうでもええねん。

先週のなかごろぐらいからあんた、せえ出して校正した結果、ようようそこまでたどり着いたワケやね。

「誰の本がオフセット印刷されんの?」

ワタイの本でんがな。これまでの日記、ちょっとも読んだはらしまへんのか?

頼んないがっきゃ。

え? 煙草のとこしか読んでない?

こうめえても、ワタイは素人煙草研究家やのうて、プログラマー兼テクニコロケレライターやさかいね。

このブログかて、自分の書いた本の宣伝用にたっちゃげたちゅう経緯があるぐらいでやっさかい。

たんまあに出てくる、本関係の記事もしっかり読んでもらわなどんならんデ。

本の内容については、またおいおいご紹介させていただきまっさかい。

やっぱりヴァージニア葉になるみたいでナ。

『ダンシル965』を完喫しましたんで、さあ次はどうしょうかとなったおりに、リピートするか、同じようなラタキア入りイングリッシュミクスチャーの別の銘柄にするか、思いを巡らせたわけですけど、ここは一番、ヴァージニア葉オンリーのヤツにしてみたろかと決断したんですわ。喫煙極道としてはナ。

その理由は、標題の通りなんです。

パイプ煙草といえば、まず最初は着香モンに興味を示してナ、次にラタキアの正露丸攻撃にショックを受けてナ、いろんな銘柄変遷して、とどのつまりはやっぱしヴァージニア葉の微妙な味わいちゅうことになるんですわ。

いろいろ変遷すんの面倒なんで、いきなりとどのつまったろ思いまして。へえ。

ヴァージニア葉オンリーのブレンドとなると、やっぱし形状は『フレーク』ちゅうことになるわけです。

『フレーク』ちゅうのは、煙草の葉を重ねてギュッと加熱圧縮してケーキ状(箱状? 粘土の塊状?)にしたやつを薄く削いで、板状にしたやつなんですな。

「ヴァージニアオンリーなら、やっぱフレークでなけらなあかん」と、耳学問だけで、ほんまのことなんも知らんくせにこのアホはフレーク煙草買うてきたのです。

あんまし突拍子もない銘柄買うてきて、吸うのに往生したら困るさかい、ここは一番初心者に優しいダンシルのやつにしましたのや。

実装者流-ダンヒルフレイク

『ダンヒル・フレーク』
五十グラム入り、千六百円。

中身はこんなんでっせ。

実装者流-ダンヒルフレイク2


この、腐って変色したチーズ鱈みたいなやつをそーっと剥がし(ほんまはチーズ鱈は腐りまへんのやで。チーズの部分にびっしりカビが生えますのや。いっぺん経験したことおまっさかいね)、折り畳んで火皿に詰めるのが通人らしいでっせ。

煙草通販やさんのホームぺいしには、『よくほぐしてパイプに詰めなはれ』とか書いてあるけれど、そんなんトウシロのやることらしいですわ。

ワタイのパイプやと、写真の大きさの板三枚ぐらいでちょうどええ分量になって、朝ぼらけに四枚分も詰めた日やみな、暮れ六ツぐらいまで吸えます。

ほぐさへんもんやさかい、えろう火が点きにくうて最初は往生しますけど、火が安定しさえすればまず途中で消えてまうことありまへん。

まああれでっせ。

甘いでっせ。ヴァージニアの天然由来成分である甘味がこれでもかと来ます。

紙巻煙草は当然のこと、ヴァージニア葉メインのシャグをパイプに詰めて吸うおりかて、これほどの甘みは出やいたしまへんわ。

レベルが違うっちゅう感じですナ。

なんしあんた、第一回目のスカ着火にて表面が一瞬燃えただけで、甘味が口の中にぶわーっとしろがるほどなんです。

中盤からは、きつめのニコチンテイストが甘味の中に混ざってきて、たいそう満腹感がおます。

なるほどぉ。これがヴァージニアオンリーのフレークなんやね。

けどこの『ダンヒル・フレーク』は、初心者向けの、もうそらどうってことない、なんのセールスポイントもない、セールスポイントがないかわりに、びっくりするほどの穴もないっちゅうだけがセールスポイントの銘柄やさかいね。

もっとえげつないヤツがナンボでもあるかと思うと、嬉しくなってきますナア。



どうやったんか、さっぱり分からん土日でしたナ。

少なくとも休んだ気はいたしまへんワイ。

日曜日のしる前あたりにひとまず校正が完了してからは、魂が抜けたみたいになってもてからに、そのあと一体なにしとったや覚えてないしね。ちょっと風邪をしきこんだみたいで、鼻水止まらんし。

手直ししてもらわんならん箇所が多かったので、多分もう一回校正せなあかんやろナ。

その作業も、近々にやってくるはずでやっさかい、まだまだ気が抜けまへんワ。

そんなわけの分からん状態でしたさかい、本来楽しみなはずの喫煙行為も、さっぱりワヤのどろかいちゃんぽんでナ。

パイプ煙草なんぞのんびり吸うとう場合やありませんので、無意識のうちにそこらへんに転がってた紙巻煙草のストックを手当たり次第に灰にしとりましたのや。小粋とかわりべんたんに。

せんの日記で、両切りで巻き置きしてたトップレギュラーDRUMが乾燥してしもて往生したっちゅう話させてもらいましたけど、結局もっぺんばらしてダークラムふりかけ、一晩寝かせてチュービングしましてな。

結局それもみな吸うてしまいましたわ。

これが、トップレギュラーをチュービングしなおしたやつですけどね。

実装者流-生まれ変わったトップ


痛々しいかっこしてまっしゃろ。

さきっちょ捻ってあるのは、ほとんど粉になってしもた中身がこぼれんようにするためですナ。

ここまでして吸わんとあかんのかい?

当然ですわ。

けど、こんな不憫なかっこしてても、案外いけましたんやで。

トップレギュラーちゅうのは、バーレー葉メインでやっさかいね。ダークラムを全身でちゅーちゅー吸い込んで、大層甘くてコクのある煙草に変貌してくれましたのや。

袋なりストックしてあるトップゴールドは、もう最初からラム酒ふりかけたろかいなと思うてます。
理詰めで煙草の銘柄を選ぶよりも先に、体が欲するモンやねんデ。

このたびの土日はえらくせわしのうてナ。

今度出る本のゲラがでけあがって、土日で校正ちゅうハナシになったわけですけど、期限がね、たとえば日曜日中などという生易しいモンやのうて、『一分一秒でも早く』という状態になってもたワケですわ。

難儀やナと思うモンの、出版社はんも、それだけ早く出版に漕ぎつけたいと考えてくれてるわけやさかい、全身全霊その意向に応えなあかんのや。

これがあんた、もしシステム開発の仕事やったらあんた、デパートのアドバルーンも顔負けなほどほべた膨れ上がらせて、ブーツブツ文句言うとうとこやデ。

そういう、気ぜわしい精神状態のおりは、パイプ煙草なんぞゆっくり吸うとられへんもんでしてな。

ほたらなにが吸いたいのか、SQLで己の胸に構造化問い合わせをかけたところ、『ボクナ、ボクナ、小粋が吸いたい』とぬかっしょったワケや。

こいテキやったらあんた、しゅっしゅっしゅーと煙管に詰めて、ぱっぱっぱーと吸いたいだけ吸えまっしゃろ。

煙草吸うとう間に、上手い段取りを思いついたら、あと吸うのやめたらしまいでやっさかい。

けどこの時期あんた、よっぽどのこだわりがない限り、こいテキをチョイスするのは、あんましかしこのやるこっちゃおまへんわ。

けど、己の心には嘘を吐かれへんさかいね。

三百六十円握り締めて、こいテキ買いに行きましたわ。途中で十円落として、泣きながらゼニ取りにいんだりしつつナ。

案の定、開封していきなり乾燥してパラパラになっとったけどね。

半年ぶりにこいテキ吸いましたけど、やっぱり美味い煙草です。

おかげさまで、校正は無事完了いたしました。

もうひとがんばりすりゃあ、本になるな。

そうや。

書くの忘れてましたけど、校正作業が完了したおり、個人的な祝いとして選択したのは、結局『ラ・パズ・ワイルドシガリロ』(ご存知、よく言えばコストパフォーマンス抜群、悪く言えばちょっと安モンのハバナ葉巻)やったことをちょっとお知らせしときます。
ピリピリ地獄から救うてくれろ~。

と、おたのき申し上げたい状況なワケや。

現在、ストックとして両切り煙草が十六本あります。

その構成銘柄は、先月買い求めたショートピースの残りとDRUMトップ・レギュラーですナ。

ここんところ、パイプ煙草吸うのがこころ嬉しいよってに、ほったらかしにしてましてんけど、ご案内のとおりあんた、首都圏はあんた、湿度ゼロパーセントの晴天が続いてまっしゃろ。

巻き置きしてたDRUMやトップ・レギュラーやみな、カラカラにしからびてもとうガナ。

そらもう、からいからい。

ショートピースは元よりピリピリのうえへさして、ここんとこの乾燥でさらに攻撃力が研ぎ澄まされとうし、DRUMは甘みやみなどっかへすっ飛んでワケの分からん味になってもとうし、トップ・レギュラーに至ってはあんた、火ィ点けた瞬間、くちべろ痺れて感覚のうなりまっしぇあんた。シャレにならんであんた。

袋なりストックしてあるフロリーナトップ・ゴールドをチュービングせんとてさや紙を手回してきたんやけど、それよか先に、巻いてあるピリピリ煙草バラしてちょっと湿らかし、もっぺんチュービングしなおさなあかんかもしらんのう。

面倒なこっちゃ。

けど、そうさいさいハイライト買うとられへんさかいね。チュービングすればなんぞのおりに吸える煙草のストックがあるのに。

なぁんも考えんと既成の紙巻煙草吸うたはる凡庸な一般喫煙者が羨ましなるデナ。こういうおりは。

というわけで、とりあえずトップ・レギュラーの紙を破ってバラしてみたんですけどな。

完全に粉になってもとんが。

もうパラパラ。

確か巻いたおりは、短いながらもちょっとぐらいひも状になっとった思うんですけどナア。

えらいことになるもんやのう。

これじゃあチュービングでけんわ。

無理やりチュービングしても、フィルター部分を下にして置いとかんとあかんデ。

うっかり先端を下に向けたら、バラバラっと葉っぱが半分がたこぼれてまうナガナ。

これは、もうほかしたほうがええかもよ。