書こかいなと思いましてんけど、ちょっと割り込みで書かんなんことがでけましたのや。

べつだん、たいしたこっちゃおまへんねけどね。

一昨年の十月から喫煙極道ライフを始めましてんけど、とうとうやらかしてまいましてナ。

それは、『家を出るとき煙草を忘れてしもた』ちゅう、喫煙極道にあるまじき大失態でんねん。

なああんし、『ずーっと煙草吸い続けてると体にもお財布にもようないので、インターバルを設けるために働いとう』ちゅうおあにいさんやさかいこっちは。

それがあんた、命から二番目に大切な煙草を忘れるたぁ、どゆこっちゃ。

ん? ん? ん?

それとゆうのも、朝家をでるおりにちょっと気になるできごとがありまして、ぼんやりしてて、紙巻煙草を装着して出発するのを忘れてしまいましたのや。

パイプとパイプ煙草は仕事場に常駐させておりまするので、忘るることはないのですけど、通勤中のおりやみなに吸う紙巻煙草がどうしても必要でナ。

もちろん歩き煙草などいたしまへん。ちゃあんと随所にございます青空喫煙所で吸うんでっしぇ。

これほんと。

そんなんあんた、社会人として当然のマナーでやっしゃろ。

でまあ、困ったのうちゅことになって、いきしなのコンビニで、ちょっと気になってた銘柄を買い求めることにしましたのや。


実装者流-キャスターマイルド

『キャスターマイルド』


日本製。キングサイズ二十本入り。四百十円。T5mg、N0.4mgちゅうスペックです。

実はこれね、バニラの着香がしてありまんの。

先だって、仕事なかまの人が吸うてはる煙草がえらいバニラのええカザさっしょりますんで、『なんですかその煙草。外国製のめずらかなる煙草ですか?』ちゅうてたんねますと、『いいえ。どこでも売ってるキャスターですけど』ちゅうてはりましてな。

ほんで、そのおりからいっぺん吸うてみたろ思うてめっこつけてましたのや。

まあ、ぶっちゃけたとこ、煙草としてはたいした味やおまへんわ。

旨みやコクやみな取り去ったロングピースです。

こんなん買わいだらよかったわい。

けど、ちょっと考えさせられましたデ。

実はね、ワタイがまだ二十代のおりに、『キャスター』を常喫煙草にしてた時期がありましたのや。かなり長いでっせ。一年以上とちゃいますかなあ。

セイガク時代はハイライト、社会人となりせばマイルドセブンを三年ほど、へてからキャスターに切り替えて、最終的にセブンスターズにたどり着いて十有余年ちゅうのが、ワタイの大まかな喫煙史なんです。セブンスターズのあとはもうさっぱワヤ。メンソール銘柄をとっかえしっかえしましたけど。

昔にキャスター吸うてたおりは、バニラのカザなんぞちょっとも気づかんかったけどナア。

いったいどんな吸いようしとったんや?

それとも昔はバニラのカザせえへなんだんか?

けど、なんぼなんでも、差別化の中核になる味つけは変えへんやろ思うし。

どうでもええけど、キャスターは昔のデザインのほうがよかった思いまへんか?

ワイだけか?

ちなみにマイルドセブンも昔のパッケージのほうが、さも『マイルドセブン』ちゅう感じですわナア。

せんど、マイルドセブン旧パッケージの復刻版(味も昔のまま)出ましたやろ。

ほんま、買おかしら思いましたモン。

けど、現行バージョンとだっきゃわせで売ってたりしましたんで、「なめとったあかんど!」ちゅうて、やんぴこんぴしましたけどナ。


なんでまた『ダンシル・コケコッコ』みたいな銘柄を選択したかっちゅうのをお話したいんです。

この日誌で、「『ヴァージニア+オリエント+ラタキア』のブレンドは、イングリッシュミクスチャーの定番づら」ちゅうて、えらそに書いとうやろ。

ヴァージニアはええわな。ヴァージニア葉知らんかったら、あんたたぶん、喫煙者のくせに煙草を一回も吸うたことない、かなり不思議な人や。

ラタキアもええわ。ラタキアなんぞは、ほんのちょびっとブレンドされとったかて「あ。これ、ラタキア入っとう」てすぐ分かります。

そいだけアクのつおい味なんや。そもそも、吸う前からカザでわかりまするしナ。

そしたら、残るオリエント葉て、結局どんな葉っぱやねんちゅうことになります。

オリエント葉の名産地はトルコでして、別名トルコ葉とか、ターキッシュとか、ターキッシュオリエントなんぞと呼ばれとうです。

また、ギリシャなんぞもオリエント葉の名産地になっとります。

ようはあれですわ。オリエント文明が起こった界隈が名産地になっとうさかい、そう呼ぶのやろ思います。

このオリエント葉を天日干しして発酵させたのがいわゆるオリエント。燻製にするとラタキアになるようです。

ま、極めてええ加減な豆知識コーナーはこのへんでしまいにして、問題はね、ワタイのばやい、オリエント葉がどんな味さらしてけつかるかをよう分かっとらんのですわ。

こらなんぼなんでも拙かろ。喫煙極道としては。ん?

うまいぐあいに、『ヴァージニア+オリエント』のブレンドがあって、これもまた定番になっとりまんねん。これを業界では『オリエンタルブレンド』ちゅうらしいですねんけどね。それを試してみれば、オリエント葉がどんなんか分かりますやろ。

そこで、『ダンシル・コケコッコ』の登場となるんです。

これはね、オリエンタルブレンドの入門に最適なんや。

安いし、ゆうてもダンシルやさかい、それなりに味は保証されてますしナ。

で、結局どないな味やったかちゅうのは、すんまへんけど、また今度ちゅうことにしてもらいますわ。

別にもったいつけたり、連載モンにして記事の数稼ぐつもりはのうて、単にぎょうさん書いて疲れてまいましたのや。

まちょっと、中身の写真だけなと貼りだしときまひょかナ。

実装者流-の中身


せちべん根性が出てまうよってどんなりませんワイ。

まちょっと、このピクチュワをごろうじろ。

実装者流-ダンシル・アーリーモーニング

『ダンヒル・アーリーモーニング』

エンゲレス製、五十グラム入り千六百円。

あさしを浴びて、ぼっさぁーと立ってるコケコッコがチャーミングやろ。

「なんだっかこれ?」

なんだっかちゅうてあんた。さいぜんも申し上げたように『ダンシル・コケコッコ』でっけどナ。

「コケコッコはどうでもええねん。ちゃうがな。かかる煙草がやな、なんで今ごろここに出てきたんやっちゅことをたんねてまんのや」

そらあんた、『ピーターソン・オールド・ダブテキ』の後継常喫パイプ煙草にこの『ダンシル・コケコッコ』を抜擢したんで、みなさんにご紹介しょう思いまして。

「な、なにをぉ!? ほたら月初に華々しゅう登場してきた『コーネルディール・ハバナ白昼夢』はどこへいってもたんや?」

どうぞそれは聞かんといて。つらい。

『ピーターソン・オールド・ダブテキ』がどんどんすけのうなってきたおりにでんな、「ああ。もうじきのうなるわい。これがのうなったら、いよいよ白昼夢やな」と考えたらでんな、突然あんた、背筋ゾクゾク、膝はガクガク、全身瘧にかかったように震え出しましてナ。かだら中から悪い汗吹き出るし、しんけつのおりみたいに目の前真っ暗になってまうし。

「こんな高い煙草、なんぞごともなしに吸うてええにゃろか。バチあたるんちゃうか」ちゅう考えのトリコになってまいましたのや。

なあんし二千六百円でやっさかいね、二千六百円。しゃれンならんデ。

しかもあんたもし、ハバナ葉のパイプ煙草ちゅう、スペッシャルな銘柄やし。

やっぱし、ワタイの生活にでんな、めでたい系の変化が起こったおりまでとっとくべきちゃうかっちゅう、得意のせちべん根性が出てまいましたのや。

ほんであんた、慌てて『ダンシル・コケコッコ』を買うてきたちゅうわけです。

なんでまた、かかるコケコッコ銘柄を選択したかは、また後日お話します。へえ。

あのぉー。

話は変わりまんねんけど、『マックバレン・ハーフスワレ』は、わりかた美味しいのと違うか思うようになってきましたわ。

味に慣れてきたちゅうのもあるやろけど、もしかすると、クセのないぶん『DRUM』より上かもしれません。

いっぺん試してみる価値おまっせ。

なんだかんだゆうとうまあに、『ピーターソン・オールド・ダブリン』を完喫してもたど。

「ほほう。ちゅうことはさっそく『ハバナ白昼夢』を開缶したんか。どやった? どやった? どやったちゅてたんねてんねん。はお答えさらさんかい!」

んナ急きないナあんた。気ぜわしいなあんた。

しとが、『ピーターソン・オールドダブリン』完喫して、しみじみとしてんのにから。

まあ、美味しかったですな。もし『スモーキンジョー・フルフレーバー』なかりせば、先月度の『ベストインプレッション煙草』に輝いとったんやさかいね。

せんの日誌でも書きましたように、ヴァージニア、オリエント、ラタキアっちゅうのは定番中の定番ブレンドでやっさかい、ほかにもぎょうさん銘柄がありましてな、『ピーターソン・オールド・ダブリン』は安い部類に入りますのんで、『これで決まり!』とは言えまへん。今後、もっと美味しいのんと出会いまっしゃろさかい。

原則として、煙草は値ェが高いほど美味しゅうなります。美味しいさかい値ェが高いんです。

ものごっつぅ単純な理屈ですわ。

さて、『ピーターソン・オールド・ダブリン』を完喫したことにより、ひとつ分かったことがおます。

テキを吸うとう間は、他の銘柄吸わんかったさかいね。

これまで曖昧になってきた『パイプ煙草五十グラムで大体何日もつのか』ちゅうのが、なんとのう、ぼんやりと見えてきましたのや。

えーっと。ダブテキ開缶したのが先月の十四日です。土日はまったくパイプ煙草吸いませんので、それをのけるとウイークデーは十五日間になりますわ。で、朝晩パイプ煙草は吸いませんので、大体七掛けとして、十日間もつっちゅう概算になります。

十日間で千七百五十円とは、かなりたばこ銭のせちべんになりまするわナ。

この計算でいくと、紙巻煙草を一日しとはこ吸うとして、五十グラムで四千円もするパイプ煙草でトントンちゅことになります。

五十グラムで四千円以上するパイプ煙草なんぞあらへんけど。

これはもちろん、ワタイ個人にしかあてはまりまへんデ。

ちょっとも普遍的なことないさかいね。

しゃあよって、「三日しかもたんかったど。まどおてくれ」ちゅわれても困ります。

そらあんた、吸いすぎや。

これは、DRUM系ですわ。

せんだっての公約どおりあんた、『マックバレン・中腰になれ(ハーフスワレやね)』を買うてきたんでっせ。

なあんし、キャベンディッシュのシャグちゅうことで、そんなんいままで聞いたことないわけで、ぜし試してみやんとどんならん思いましてナ。

まずはみてくれの写真です。

実装者流-マックバレン中腰になれ


で、なかみはこんなです。
実装者流-なかみ


キャベンディッシュちゅうことで、さすがにくらぁーい色してますわ。

カザはね、DRUMの生ゴム生ゴミ生煙草臭を弱めにしたやつにチヨコレイトを混ぜたような感じです。

おりよう『サーフサイド・ピニャコラーダ』を完喫したので、さっそくチュービングして、一本いただいてみましてんけどね。

ぶっちゃけあんたもし、これはDRUMでやっせ。

もろDRUMちゅうわけやおまへんけど、DRUMのカドを丸くしたような喫味です。

ようするにあんたもし、これはヨーロッパにおいてナンバーワンのシェアを誇るDRUMを駆逐せむと、大手マックバレンが満を持して放つパチモン煙草なんや。

そうゆやあ、パウチの色もDRUMを意識して紺色やし。

なあんじゃい。

そんなんやったら別に買わいでよかったんナガナ。

ま、美味しいことは美味しいねんけどね。

たとえば給料日前にでんな、DRUMが吸いとうてたまらんようになったとしてでんな、一千百円もじぇじぇこがないおりにでんな(あんまりそういったシチュエーションになるこたないやろけど)、この中腰でごまかすとよろしわ。