おかしいと思いまへんか?
これからおはなしすることは、ワタイの単なる個人的な憶測であって、なんら裏付けがおまへんの。
しゃあよってに、あっちゃこっちゃでパアパア吹聴せんようにしてもらいたいんですワ。
ええっと。
我が国の無煙電子タバコシーンにおいては、フィリップ・モリテキのiQOSしとり勝ち状態になっとうやろ。
一向に品薄が解消されんとからに、プレミア付きで売られとったりしま。
『たまごっち』か、おまいわ。ちゅやっちゃ。
フィリップ・モリテキのライバルであるBAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバテキ)も、シェアを独占されてなるものかちゅうて、大慌てで同じようなシカケの『グロー』を発売しましたワナ。
なにやらモタついて、いまだ全国発売には至ってないけれども。
で? われらがジェーテーはどうなん?
煙草葉を燃えやん程度に加熱して、ニコチンやみなの、ありがたぁい成分を気化させる、いわゆる『ヴェポライザー』へと時代のベクトルが向いとうちゅうのに、しらあん顔決めこんどうやん。
身近におるヴェポ仲間も「JTも、iQOSみたいなやつを発売すりゃあいいのにナア」ちゅうて不思議がってます。
とってつけたように、先っちょにタバコカプセルをとってつけて吸引する、いびつ極まりないVAPE『PloomTECH』なんぞ、いつまでたっても通販だけ。iQOSのヒートスティックみたく、近場のコンビニで手に入るようにせんと、シェア巻き返しは不可能や。
売る気ないやろとゆいたいナ。
けどワタイには、その売る気なさの理由が、なんとのう分かる気がしまんねん。
ジェーテーはんは、しとつの歴史的法改正をば、じっと待ってけつかりますのや。
それは、「我が国におけるニコチンリキッド販売の合法化」です。
ニコチンリキッド略して『ニコリキ』は、販売こそ薬事法で禁止されてますが(用法容量を間違うと簡単に死ねるよってに)、個人の責任において使用することは禁じられておりませんので、好事家のみなさんは、バンバン個人輸入してフレーバーリキッドに混ぜこちゃんちゃこしたりして、VAPEで楽しんでおられますぞ。
もしそれが堂々と国内で販売でけるようになってみなはれあんた。
無煙電子タバコ市場の勢力図なんぞあんた、一発で形勢逆転やデ。
『PloomTECH』でシカケがでけとんやさかい。あとはくっつけるカートリッジを、ニコチン入りリキッドに替えるだけなんや。
煙草葉を燻すヴェポライザーよか、ニコチンリキッドVAPEのほうが、手軽やし湯気はよう出るし、そもそもスタイリッシュやよって、ユーザーが一気にそっちへ流れるのは目にめえてますワ。
二千二十年の東京五輪ピック開催一年前くらいをターニング・ポイテキとして、我が国の煙草シーンはおおきゅう、さま変わりしまっしゃろ。
なんか、ワクワクするような、ちょっとさみしいような、複雑な気分やナ。
いずれにせよ、しとりの煙草好きとして、オモロイ時代に生まれ合わせたモンや。