『破戒僧実装者』と呼んどくなはれ。
「あ。あんたもしかして……」
せやねん。
先週の土曜にいってまいましたワ、シガレットを。
世間でいうところの『三日坊主』にはなりまへんでしたけど、『五日坊主』と相成ってしまいました。
ま。三日も五日も目くそ鼻くそ。カス坊主には違いおまへんナ。
せんの土曜、プライベートでドタンバタンしてしまいましてナ、ついついシガレットに手が伸びてしまいましてからに、一旦戒律を破ったらあんた、後はもう雪崩の如くちゅやっちゃ。
あかんのう。
「ふん。どうせそんなこっちゃ思うてたワ。そもそも『葉巻やパイプ煙草はOK』なんぞと、煮え切らん態度で臨むさかい、そんなことになるねん。日誌のテーマも、『断シガレット日誌』から、『愛煙日誌』に、こっそり戻ってるし」
そないにポンポンゆわんといてえナ。
ワタイはワタイなりに、反省してまんのやさかい。
それでも今回の断シガレットは、ワタイにしとつの教訓を残してくれたんやデ。
それはナ、
「水蒸気や無煙のやつが束になってかかっても、たった一本のシガレットに敵わん」
ちゅこっちゃ。
いやあ。やっぱシガレットは偉大ですワ。
「しれっと、なあにをゆうてんねんこのガキゃ」
ただし、職場での断シガレットは続けていく所存なんやデ。
マナーは守らんといかんさかいナ、マナーは。