これは敗北を意味するのか? 否! 始まりなのだ!

スモーカーよ立て! 悲しみを怒りに変えて、立てよスモーカー!

ジーク・スモーキング!!

ジーク・スモーキング!! ジーク・スモーキング!!

「喫煙者が何を言うか!」

(出典:機動戦士ガンダム。ギレン・ザビの演説)


ちゅうことでして、前回の日誌にごんざりますとおり、現在ただいま、愛煙家としてかなりの逆境に立たされとうワタイなのや。

けど負けへんデ。

この程度で負けとったら、

「こんガキゃとことんアホやよって、迫害されてもされても、煙草やめよらんデ。どいだけアホか見届けたろ」

ちゅう、皆さんの期待にお応えでけへんよってナ。

アホはアホなりに、ドタマからケブリ出るほど考えましたデ。

この逆境に平気で打ち勝つ煙草のすいよは、どんなんがええのかしらとナ。

そのすいよっちゅうのは、以下のような条件を満たすひっちょがあるデ。
  1. 葉巻やパイプ煙草みたいに、吸うのに時間がかかりすぎない。
  2. シガレットあるいはリトルシガーのように吸殻が出ない。
  3. フィルターなし手巻き煙草をば、煙管にぷちゅっと挿しこむてな、ビンボ臭さがない。

となると、ま。これしかないわナ。

かます

『かます』

ビニールや合皮とちゃいまっしぇ。一応本皮製や。

本革製の中でいっちゃん安モンやけどナ。

「ははあん。喫煙極道としての初心に立ち返り、刻み煙草吸うワケやナ」

ちゃいますワイ。

ワタイのバヤイ、どうもあの刻み煙草っちゅうのが好きになれんのです。

とにかくあんた、せせこませせこま、お替り詰めんとアカンやろ。

ビンボ臭いったら、ありゃせん。

それに、刻み煙草ほど湿度管理を徹底せにゃならんモンないし。

葉巻やパイプ煙草の比やないデ。

乾燥しすぎたら、不味うなるどころかあんた、まともに吸われへん。

クルクルッとまるめとう間ァにコナゴナになって、いざ火皿に詰めまひょかちゅうおりには、なあんもあらへんようになってしまいます。

それに、もしワタイの喫煙ライフの中心に刻み煙草を据えるなれば、ひとつの夢があるんですワ。

『谷川清次郎商店』てご存じでっかみなさんがた。

しるしとぞしる、京都下京区にある、煙管専門店屋さんや。

ここに、銀の延べの刀豆煙管(なたまめキセル:煙管がひらべっちゃあなっとうやっちゃ)を特注してナ(既製品やとあらへんの)、二つ折レの煙草入れに粋に挟んで、小粋と一緒に持ち歩きたいねん。

めちゃかっちょええやろ。

じぇじぇこ、ナンボほどかかるか分かったモンやないけど。

下手すりゃ十万円ほどかかるのんとちがう?

けどいつか、その夢叶えてみせるデ。

「急ぎや。のんびり構えてたら、おまはんが死ぬるか、もしくは小粋が生産中止になってまうデ」

なんでそんなさみしことゆうの。

もう怒った。このハナシの続きは次回や!