伝統的英国風ブレンドちゅうのがあるらしいです。

かっちょようゆやあ、『トラディショナルなイングリッシュブレンド』ですナ。

「ヴァージニアとオリエントかな? 場合によっては、ラタキアが追加されたもん?」

それがちゃうみたいなのや。

どうやら、『ヴァージニア+ペリク』らしいでっせ。

しかも、ヴァージニア葉がこってりまったり熟成されてなあかんのや。

しゃあけえ、『イメージ・ペリク』みたいなんは、伝統的英国風ブレンドのカテゴリーにえれてもらわれへんねん。

もちろん、『ナチュロゥ・アメスピ・ブラック』(わが国において唯一無二のペリク入りシガレット)もお呼びやないデ。


このカテゴリーに分類される代表的銘柄には、『スリーナンズ』(ただし、現在はペリクやのうて、醗酵したケンタッキーを使うてて、ベテランパイプスモーカーからは、『あんなん、スリーナンズちゃうし』と不評みたいですけどナ)『サミュエルガーウィズ・セントジェームズフレイク』、などがおます。

『サミュエルガーウィズ・セントジェームズフレイク』は、短中期的煙草購入計画にしっかりと入っておりまして、そのうちこの日誌にも登場する思いますが、まあそれは、こっちゃへおいときまひょ。

さて、パイプ煙草のあれやこれやの伝統的ブレンド手法が確立されたのは、エンゲレスをはじめとするヨーロッパ諸国ですナ。

ところがあんた、そもそも煙草の生まれ故郷はメリケンでっしゃろ。

それやのに、パイプ煙草に関しては、あんじょう後進国(かかる表現したらあかんねんけど、あくまで個人の日誌でやっさかい、堪忍してもらいまひょ)になってもたんです。

このままじゃあかんと、なんでも一番にならな気が済まん、負けず嫌いなテキ国は、伝統的なヨーロッパブレンドを基本にしながらも、独自のブレンド(及び味つけ)を模索してきたワケや。

葉巻の葉っぱをまぜこちゃんちゃこしてみたり、みょうてけれんな味つけしてみたりナ。

その証拠に、マクレーランドやコーネルディールのラインナップみてごらん。

「いったいこのテキゃ、どないナ味がすんにゃろ。さあっぱ分からんワイ」てな銘柄ばっかしやデ。

メリケンにおける、そないなパイプ煙草シーンに、しとりの天才ブレンダ―が登場してきます。

それが、『G・L・ピース』はんなのや。

そのピースはんを一躍有名にしたのが、先日ご紹介した『ホッドスディライト』なんです。

葉組は、伝統的英国風ブレンド、ヴァージニアとペリクなんですけど、それにピースはん独特の味つけがしたあるワケやナ。

え?

「それはいったい、どのような味つけなのでしょうか?」

だれにモノたんねとんの、あんた。

まだ開缶してえへんねさかい、分かるワケないがナ。

なあんし、せちべんがおじんパッチ穿いて、煙草咥えて歩いとうがごときワタイのこってやっさかい、こないな高い煙草、いろいろウジウジ理由つけて開けへんに決まっとうやん。

ま。三ヶ月以内に開缶すりゃあ御の字でっしゃろねい。

気長に待っといておくれやす。

そないに待てへんちゅうしとは、自分で買うて吸うてみ。