喉のほうがまだ本調子やないねんけど、ぼちぼち『ピーターソン・アイリッシュウイスキー』の感想を書いとかんとあかん思いましてナ。

中身はこんな感じですわ。

実装者流-ピーターソン・アイリッシュウイスキーなかみ

これがまたね、醗酵したキャラメル(そんなん見たことないけど)のような、とんでもない甘ったるいカザがしますわ。

なんじゃこれ思いました。

なあんし、ウイスキーのカザがもわんとしてくるやろ思うて、臍下丹田に力を入れて、ふんむと構えてたところへさして、信じられんような甘ったるいカザがきたもんでやっさかい、そのまま後ろへしっくり返ってまいましたのや。

ところが、実際にしを点けてみますとナ、醗酵キャラメルの甘ったるさはほとんど感じません。しを点けて一回目に吸入したおりだけ、僅かにするだけで、あとはどこへ隠れたんかさっぱり分からんようになります。
煙は、そらああんた独特のカザですけど、喫味はものすごう統一性が取れてましてナ、表現が難しいけど実に整った味でナ、まるでシガレット並みの味のバランスなんです。

煙草専門店やさんのホームぺいしなどを読むと、『オレンジヴァージニアにタイのバーレーをメインに、火力乾燥した少量のケンタッキー。味付けにアイリッシュウイスキーが使われてまーす』なんぞと書いてあります。

実はここだけの話でっけどね。実はワタイ、どうも着香着味モンは苦手ですねん。

値段の安いヤツしか吸うたことないさかいそんなことになると思いますねんけどね。

値段の安い着香モンは、最初のほうこそちゃんとテイマの味がしますけど、中盤を過ぎると、苦味と辛味、それに加えてヴァジピリしかせんようになるんで敵いまへんのや。

その点、このアイリッシュウイテキは、最初から最後までおんなじ味や。

残念ながら、『メローブリーズ』みたいに、『チュッチュ吸うたびにお酒のエキスがしゅみ出してきて、吸い終わったあとは、あんじょうほんのりした、ええこんころもちになっとう』というわけやおまへんけど、それはこのアイリッシュウイテキが目指す世界ではないでナ。ウイスキーはあくまでも味付けの材料なんですナ。

これはなかなかの逸品やと思いまっせ。