『テキーラサンライズ』を先日開封しましたのや。

三人衆全部、葉っぱの見た目はおんなじでナ、ちょっとも見分けつきまへんねんけど、写真がないのもさぶしいので、貼り出しときますわ。

実装者流-テキーラサンライズ

テキーラサンライズちゅうのは、テキーラとオレンジジュースのカクテルですな。

そやさかい、どないなえげつないカザがすんにゃろと、おっかなびっくり開けてみたところあんた、わりかたおじょうしんで、ほのかに柑橘系の香りがほわんとする程度なんです。

ま、ほかのやつのカザがしどすぎるっちゅうのもありますけど。

味もね、もしかすると、『ワタナベのジュースのもと』みたいに、甘ったるうてどんならんかいなと思うてましたけど、これもほんのり甘酸っぱい程度でナ。

え? なんでやす?

「『ワタナベのジュースのもと』てなに?」

そらあんたみたいに若い衆はご存じないやろ。

ワタイがまだ、りんごのほべたを所持するこせがれやったおりに、どこの中流家庭にも必ず常備してあった粉末ジュースでんねん。

そんなんあんた、そのおりは『濃縮還元しゃくパーセント果物ジュース』なんぞ庶民の手ェにはとどかんかったんや。

粉末ジュースなんですけど、ワタイらなんぞはああた、水で溶いて氷入れてとか、そんなしちめんどくさいこと、イッセツしまへんでしたデ。

袋をこう開けてでんな、粉なりねぶりまんねん。

人間の口腔内にはツバがおまんにゃさかい、それでジュースになりまっしゃろ。

それがおやつでしたわ。

おかげであんた、いざ水で溶いてジュースこさえまひょちゅうときには、もうあらへんようになってました。

粉なりねぶるもんやさかい、ベロがあんた合成着色料であんじょう染まって、まっかいけになったりしてまして、おかんに「またジュースねぶってたやろ。しゃあないガキや」ちゅうて叱られたおりに、しらばっくれることでけまへんねん。「ベロ出してみ」ちゅわれたら、いっぱつでバレまっさかいナ。

そんなこたどうでもよろし。

この『テキーラサンライズ』が、サーフサイド三人衆の中では一番美味しい、ちゅうかまっとうな味がします。

「こら! サーフサイド三人衆の中で、どれかひとつリピートせんと、ただちにしゃーきまわっそ」

と脅されたばやい、迷わず『テキーラサンライズ』にしまっしゃろ。

もちろん、自発的にリピートしょうとは思わんけど。