モンテクリテキを一本ちょうだいしてみましたのやデ。

ひとことでゆやあ、非常に甘くてマイルドでじょうしんなお味でごんざりますな。

ただ、ノーマルシガレッターのみなさんにとっては、「こんなんニンゲンの吸引してよい煙草ではありえない」と、そのままうしろへしっくりかえるほどつおいです。

けどあんた、そんなんあんた、高邁なる男の美学、崇高なる人生哲学。

でもなんでものうて、単なる慣れでやっさかいナ。

しかしながら、ワタイからゆわせるとじょうしんすぎます。

なんやものたりんワ。

なんでものたりんかちゅうと、根っこのほうまできても、あのゴルフボールが喉にしっかかったようなハバナ葉特有のスパイシー攻撃があらへんからや。

「こんなん、ハバナ葉とちゃうし」

ちょっくらちょいと落胆いたしました。

けどあんた、そんなんあんた、高邁なる男の美学、崇高なる人生哲学。

でもなんでものうて、単にワタイが『極端につおいもの好き』なだけでやっさかい。

けど、よう考えるとでんな、攻撃力がほとんどのうてマイルドで甘味いっぱいなのが、上質なハバナ葉の真の姿なのかもしれまへん。

平素、モンテクリテキなんぞの上等なやつ吸うとうシガー愛好者が、たまたまラ・パズなんぞ吸うた日やみな、「なんじゃこのげしんな喫味は。こんなんハバナ葉と違う。もうほかそ」ちゅうて、怒り出すかもしれまへん。

要はなにを基準にするかちゅうことなんですナア。

とゆうよか、『育ちが現れる』ちゅやつか。

ひよこは、生まれて初めてモクゲキした、いのく物体を母親と認識するちぃまっしゃろ。

あれといっしょですわ。