18日日曜日。
天気は晴れ、気温は高めの33℃(?)。
銀河劇場で「池田屋チェックイン」を見てきました。
浅沼さんの本はおもしろいとは思う。
テンポもいいし、ユーモアいっぱいだし。
マチネはかなり楽しませてもらったんだよね。
前半はそうでもなかったけど、後半は結構笑わせてもらったし。
でも、2回目は無理かな。
ソワレでは一切笑わない私……
というか、1回でポイントがわかっちゃって、2回目からは笑えないんだよね。
コメディーとシリアスのバランスがとてもよくて、いいんだよ。
でもなんて言うのかな……優等生?
うん、すごく優等生な感じがする。
だから、パターンが読めちゃって2回目は笑えないの。
おもしろくないわけでもないし、関西でも十分受けるとおもうし。
何より心にちゃんと響いてくる内容でもあったから、素敵だと思う。
嫌いじゃないしむしろ好きだし、自分でもあの中に潜り込んでいってみたいと思ったよね。
でも、見る分には優等生のイメージでした。
ソワレの前半こそはアルコール入っているからなんとも言えないけど、アルコールの抜けた後半はほんとに何も笑ってないし。
周りはよく笑っていらっしゃいましたが、それこそほとんど視線を外すことなく笑うこともなく見ていましたよね。
きっとよく目立つんだろうなあ……(苦笑)
でもほんとにごめんなさいね?
ソワレはほんとに笑えなかったのよ。
何であんなに笑っているのかが不思議なくらい。
そんな感じでした。
役者陣もとても個性が強くておもしろかったの。
ほんとに皆さんがいい味を出してらして。
だからこそ、もっとアドリブのネタやコメディの部分のネタを広げて欲しかったかなあ。
なんだかパターンとして決まっていたこととか、こじんまりとまとまっちゃってしまって。
それが優等生に感じちゃう部分だったのかもしれない。
でも、本当に役者の皆さんは男性陣も女性陣も素敵な方たちばかりでした。
ただ、役者の皆さん、いろんなことを悩んでらしたのではないかとおもうのね。
もちろん、役者同士の関係の中で自分をどう出していくかってところだと思うし、どう役作りをしていくかってところだと思う。
おもしろい作品でおもしろい役であればあるほど、その部分ていうのは迷うと思う。
答えはね、きっとないんだ。
今の自分の精一杯を出せばいいんだろうけど、その精一杯がわからなくなるから怖い。
どこまでも見上げてしまうからこそ迷い悩んでしまう。
ブレないこと……何よりも難しいことだと思う。
重ねれば重ねるほど、ブレないようにすることが難しい。
浅沼さんの本はそこがとても難しいような印象。
なんだかうまく言葉にできないんだけど……
とにかく、演じるのが本当に難しい本なんだろうなって感じた。
藤堂の信念と沖田の信念、桂の想い、坂本の思い。
あまりにも背負うものが大きくて重くて……
コメディではあったけど、その中に隠された想いに涙があふれた。
油小路事件を知ってれば、沖田のクワガタの名前の意味がわかるよね。
藤堂の最後の言葉の意味がよくわかるよね。
すごく辛かった。
みんなは笑っていたけど、きっと浅沼さんだって客を笑わせることを目的にしていると思うけど、私は笑えなかった。
それこそマチネでは「何でそれ!?」って顔がゆるんだけど、ソワレではもう絶対に笑えなかった。
龍馬の想いは、偽善者でもあるし理想論者でもあるんだけど、本質なんだよね。
改めてそれに気づかされたなあって思う。
何気に気軽にいつもやってることに、どんな意味が含まれていたのか……
比較的軽く見ることのできる作品だとは思うけど、私にとってはとてつもなく重いものだった。
元々行く予定のなかった舞台だけど、行けてよかったのかもしれない。
なんだか「行きなさい」と言われたような気がする。
そんな「池田屋チェックイン」でした。
秋華