今年も残暑が厳しそうだ。



放ったらかしになっていた夏休みの宿題に、夏休みのカウントダウンが始まってやっと手をつける気になった。
内部進学をするのも関係なく、受験生という括りの中にいれられて、大量の課題が出されている。
全国大会が終わるまで、一日中テニス三昧で、課題に手をつけるなんてことはできなかった。
終わってからも、数日はさっぱり。
けれど、いつまでもそうは言ってられない。
夏休みは確実に終わりに近付いているのだから。
充分に分厚いといえるだろうプリントの束に問題集。
とりあえず目の前にあるものからやっていけば、だんだんと面倒なものばかりが残っていた。
ちょっとばかり奇特な理科教師は、受験対策用にと大量のプリントを出した上に、やっかいなレポートまで課題にしてきた。
プリントはいい。
普通だと思う。
他の教科でも、大量のプリントがあった。
だが……
あの教師といえば

『受験勉強ばかりじゃ面白ないだろ?たまには自分の好きなことでも調べてみ?ってことでレポート提出な~』

と、お茶目気取って言い放った。
地方出身者だということを隠しもしない、方言丸だしの喋りが、妙に親しみやすいと感じてはいるけれど。
それでもさすがにこの宿題の量は殺人的だろ?
どんだけ茶目っ気ぶっても、だめだろ。
レポートのために向かった図書館。いろんな本をぱらぱらと読み漁って、気付けば結構な時間が過ぎていて。
「っと…メール?気付かんかったな」
相手は幸村。
誘いのメール。
宿題の数学でわからないところがあるから教えろ、と。
数学…ね。
あれもプリントの量が半端じゃなかったな。
基本ばかりの問題とはいえ、苦手な奴にとったら地獄だろ。
「幸村が珍しいな。参謀か柳生にでも聞いた方が確実じゃろうに」
でも、これは所詮口実。
数学の宿題だなんて口実にすぎない。
素直に言わない、会いたいというサイン。
ああ
暫く会っていないから。
大会が終わってから、一度も二人で会ってないから。
「…しょうがないの」
そろそろ会いたいと思っていた。
気持ちの整理もついて、会いたくなった。
ただ、それを伝える勇気ときっかけがなかっただけで。下手したらこのまま夏休みが終わるまで、連絡できなかったかもしれない。
……もしかしたら、それがわかっていて?
だとしたら、感謝…だな。
数冊の本をセレクトして、カウンターで借りる。
バッグに押し込んで、図書館から一歩踏み出した。
向かう先は海の見える小高い住宅地。
白い家に庭には緑がいっぱいの、可愛らしい家。



外は晴れ。
青空と白い雲に眩しい太陽。
「まぶし……」
夏の陽射しはまだまだ許してくれそうにない。







もう夏休みも終わりですね。

カウントダウンが始まりました。

中にはもう夏休みも終わって学校が始まったところもあるのではないでしょうか?


この数日はずいぶんと涼しくなってきましたが、まだまだ暑い日もあるようですね。

どうやら今秋は気温が比較的高めの予想だそうで。


なかなか残暑は厳しいようですね。









秋華