昼間の続き。

こっちは仁王視点で。

それにしても甘いなあと。

なんでこんなにも甘くなるのかは、不思議なところです。

柳生とか柳が絡むと、確実に辛めになるのですが。

どうやら仁王を書くこと自体は、甘めに設定されているらしい。

相手に‥‥よるのか。

どうやらそうらしい。

だって、柳の甘い話なんて、難易度高すぎて無理です。

あの人の思考は、難易度高すぎです。

私には無理‥‥


ということで、仁王と幸村の話第2弾。

ちなみに、私は雨の日は眠くなるほうです。

雨の音を聞きながら眠るのが好き。



そして、明日からまた学校。

今日はこれにておやすみなさいまし。



























【Rainy Day】

携帯の着信が鳴った。
起きたくなかった。
外からは雨の音がする。
部活は休み。
雨の日は寝たまま起きないことを知っているメンバーから、遊びの誘いが入るはずもない。
もしそうだとしても、確実に無視をする。
それほどまでに、睡眠の方が大事なのだ。
雨の日は、どうしようもないほど、眠いから。
けれど、この着信だけは無視できない。
他の誰を無視しても、これだけは無視できない。
「‥‥どうしたんじゃ?」
「寝てたのに起こしてゴメンね?でも、どうしても声が聞きたかったんだ」
珍しい。
こんなにも甘えたことを言うのが、本当に珍しい。
それだけで、どんなに眠かろうとも機嫌の悪さなど吹き飛んでしまう。
いつもはほとんど甘えることのしない恋人が、こうして甘えるのだから。
「かまんよ。じゃが…ユキも寝とったじゃろ。声が掠れちょる」
「わかっちゃう?雨の音を聞いてたら、いつの間にか寝ちゃったみたい。だからかな…急に仁王の声が聞きたくなったんだ」
雨の音と匂いは、眠りを誘う。
そう言えば、今日の雨の音はあまりにも心地がよかった。
まるで、柔らかく優しく包み込まれるような、そんな音。
だから、その音が聞きたくて窓を開けた。
一度目覚めた直後に、再び眠りに落ちる直前に、窓を開けて眠りに落ちた。
優しく静かな雨の音を聞きながら。
「今日の雨は…まるでユキ、じゃな」
「おれ‥‥?」
「そう。真綿で優しく包み込むユキのよう…だったぜよ」
ああ、だからあんな夢を見たのかもしれない。
滅多に見ることのない夢を、見たのかもしれない。
「…ねえ、もう少しだけ、起きていてくれる?」
「そうじゃな‥‥ユキのためじゃったら、おれはいつでも待っとぉよ」
音でも夢でもなんでもない。
温もりが欲しい。
優しい時々魔王な彼と眠るのは、どんなに気持ちがいいことだろう。
優しく包み込まれて、温もりを感じながら眠るのは。
優しく包み込んで、温もりを与えながら眠るのは。
「じゃから‥早うきんしゃい。おれの隣はユキのために空けとうよ」
通話を切った携帯の向こうで、小さく笑っているだろうか。
彼が来るまであと何分?
気怠い体を起こして、バックライトの消えた携帯を眺める。
待ち遠しさに小さくキスをおくる。
「今日の雨は‥恵みの雨、かのう」
愛しい人と共に眠る至福。
いい夢が見れるような気がした。










秋華