歴史的な一戦 | サッカー起業家・深澤ひでとしの日記

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12月14日に市立吹田スタジアムで行われた『FIFAクラブワールドカップジャパン2106(以下・クラブW杯)』の準決勝・開催国の鹿島アントラーズvs南米王者のアトレティコ・ナシオナル戦は3-0で鹿島が大方の予想が覆す歴史的な勝利を挙げ、アジア勢としても初となるクラブW杯決勝進出を成し遂げました。

 

試合を振り返ると前半はアトレティコ・ナシオナルにペースを握られていましたが、「あるプレー」を境に鹿島のペースになっていき結果として3-0で鹿島が快挙を成し遂げることになった訳ですが、その「あるプレー」がもうひとつの歴史的なシーンとなりました。

 

 

それこそが前回に取り上げた「ビデオ判定技術」による判定を行うVARがFIFA主催大会で初めて実施された試合となったのです。

 

 

その場面となったのが、30分にスローインとなったタイミングで突然プレーが止まり、場内のビジョンに「ビデオ判定中」と表示がされ、問題とされるシーンをタッチライン横にあるモニターでリプレーを確認したビクトル・カサイ主審が、プレーが切れる前にあった鹿島のFKでDF西大伍がPA内でベリオのファウルを受けて倒されたとして鹿島にPKを与えたのです。

 

これで得たPKをしっかりと決めて貴重な先制点を奪ったことが試合の流れを決めたといえるのは言うまでもないでしょうね。

 

 

まさに「ふたつの歴史的瞬間」が出た試合になりました。そして、本日15日に行われる準決勝のもう1試合となる欧州王者のレアル・マドリーvs北中米カリブ海代表のクラブ・アメリカ(メキシコ)戦の勝者が18日の決勝戦で鹿島ろ対戦することになりますが、この準決勝と決勝戦でも「歴史的な快挙が出るのでは?」と思いたくなるのは私だけではないと思います。