冷たい空気の中でもファンの熱気はいつもより熱い中京競馬場で行われた第25回チャンピオンズCは、1番人気のレモンポップ(白帽)がスタートからハナを切り、最後は2番人気のウィルソンテソーロの強襲にあうも最後まで粘り込み、(ジャパンCダート時代の)10・11年トランセンド以来史上2頭目の連覇達成となった。
2着にウィルソンテソーロ、3着に9番人気のドゥラエレーデが入り、“春秋ダート制覇”を狙った3番人気のペプチドナイルは5着に敗れた。
レモンポップ騎乗の坂井瑠星騎手は今年の高松宮記念(マッドクール)以来のG1勝利で、これで昨年のチャンピオンズCから中京開催G13連勝となった。
また、上位3頭が昨年と同じ着順になったのは平地G1としては初めてで、障害G1を含めると16・17年の中山大障害(1着:オジュウチョウサン、2着:アップトゥデイト、3着:ルペールノエル)以来2例目となった。
最後まで“王座”は譲らなかった。
前走の南部杯は今年のフェブラリーSを制したペプチドナイルに僅差ながらも勝利し、国内G1負けなしの5戦5勝となったが、陣営は年齢のこともあってか全盛期の強さが衰えてきたのではと感じた。
それでも坂井騎手のやることはひとつ、「いつものレモンポップの強い競馬を見せる」ただそれだけ・・・
スタートを決めて果敢にハナに立つと、ミトノオーが突っかかろうとしても「“来るなら来い!”という感じで昨年と同じイメージで乗った」と自信持って乗った。
1000m通過が60.8秒と昨年とほぼ同じペースで逃げると、「これはまたあっさり勝つのでは?」と思ったが、そう簡単にはいかなかった。
いつも通り最後の直線で突き放しにかかり、強いレモンポップで終わると思ったが、そこに昨年2着のウィルソンテソーロが鬼のような末脚で一気に差を縮めてきた。
「頑張れ!」と坂井騎手がゲキを飛ばしながら必死に追って追って飛び込んだところがゴールで、その差は10cm・・・
最後は力を振り絞り、“勝利”という最高の形でラストランを締めた。
昨年のフェブラリーSからコンビを組んだ坂井騎手とは海外では結果を残せなかったが、国内は6戦組んで負けなしという結果に。
これについて坂井騎手は「こうした馬はなかなかいないと思いますし、その背中にいられたことを誇りに思います。」と感慨深く語った。
これまでいろいろな有力馬に乗ってきた坂井騎手にとって、レモンポップは「引退しても忘れられない一頭」と胸に刻んだ。
最後のレースとあって、この日ばかりは坂井騎手とレモンポップは勝利の余韻にひたすら酔いしれた。
終わってみれば全盛期ほどとは言えないが、強かったですね。
もう何も言うことはないですし、レモンポップには勝ってくれたことにとにかく感謝です。
瑠星騎手はレモンポップがいなくなっても、今度はフォーエバーヤングがいますからまだまだダートでの持ち馬がいていいですね。
ウィルソンテソーロはあわや“消し”対象だったから、残して良かったわ〜。😅
川田騎手は前日のチャレンジCでラヴェルを勝利に導いてくれて、いよいよラヴェルの逆襲が始まるところでの今回を迎えた。
やはりハマった時の末脚はいいもの持ってますので、最近ダートに強い“テソーロ軍団”の筆頭格になれそうです。
3着のドゥラエレーデはホントに読めないな・・・。
ムーア騎手とは一昨年の東スポ2歳S(4着)以来のコンビで、これまで17戦して延べ10人の騎手が騎乗しているから、誰が一番合うか分かりません。
昨年9番人気だったが今回も9番人気で3着と、こんな“奇跡”ありますか?
来年出た時はちょっと考えた方がいいですね。
今回JRAのCMキャラクターである見上愛さんがプレゼンターとして中京競馬場にやってきたが、前のイチローさんに続けてTVに映るのはいいですね。
有馬記念もこういう感じにやってくれたら嬉しいけどね。
そして自分はこれでG13連勝です!
この調子で阪神JFも当てて4連勝できるよう頑張ります!